フィリップ・シーモア・ホフマンの死を悼み、セレブもブロードウェイ点灯で追悼

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フィリップ・シーモア・ホフマンの死を悼み、セレブもブロードウェイ点灯で追悼

2月2日に46歳という若さで突然死したフィリップ・シーモア・ホフマンの死は、家族やファンのみならず、多くのセレブたちに大きな衝撃を与えている。

演技力に定評のあったフィリップは、『カポーティ』(05)でアカデミー賞主演男優賞を受賞しているだけでなく、ノミネート回数は数知れず、多くのセレブからその人柄が愛されていた。そんな彼に敬意を表し、共演者だったロバート・デ・ニーロやジョージ・クルーニー、トム・ハンクスやジュリアン・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグやスティーブ・マーティン、グウィネス・パルトロー、ザック・エフロンらが死を悼み、ツイッターやインタビューで悲しみのコメントを出している。

また、幅広いジャンルの映画で活躍していたフィリップは、インディーズ系だけでなく現在大ヒット中の『ハンガー・ゲーム2』で新たなハンガー・ゲームメイカーのチーフ、プルターク・ヘヴンズビーを演じており、シリーズの続編である『The Hunger Games: Mockingjay Part 1(原題)』と『The Hunger Games: Mockingjay Part 2(原題)』の撮影も残すところあと1週間という状態だったそうで、主演のジェニファー・ローレンスをはじめとするスタッフ・クルーも追悼の意を表している。

メディアやファンが、フィリップが死去したマンハッタンのマンションを訪れ、ケイト・ブランシェットやジャスティン・セローなど、ニューヨーク在住の仲間たちが死の翌日、雪が降りしきるなかフィリップのパートナーと3人の子どもたちを訪問した。また、イーサン・ホークや故リバー・フェニックスの兄ホアキン・フェニックスも彼らの住む近くのアパートを訪れるなど、残された家族へのセレブたちの献身的なサポートも続いている。

そんななか、ブロードウェイ劇場の支配人たちが、フィリップのために、5日の夜にライトを灯すことを発表したとWENN.COMが伝えている。フィリップは2000年に「True West」でブロードウェイデビューを飾ったあと、03年に「Long Day’s Journey into Night」、そして12年には「Death of a Salesman」でブロードウェイの舞台に立ち、トニー賞にも3回ノミネートされるなど、舞台でもその実力を発揮しており、偉大な舞台俳優に対する敬意と追悼の意が込められるという。

08年には舞台出身の映画スター、ポール・ニューマンの死を悼んで点灯が行われている。【NY在住/JUNKO】

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