生田斗真、大雪の影響で「日比谷線で来た」と告白。客席からもどよめき
生田斗真の主演最新作『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』初日舞台挨拶が2月15日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、生田をはじめ、堤真一、仲里依紗、岡村隆史、上地雄輔、吹越満、皆川猿時、大杉漣、岩城滉一、三池崇史監督が登壇。昨日から東京を襲った大雪の影響により、生田は「今日は車が動かせず、ここまで日比谷線で来た。きっとお客さんの誰かとも会っているんじゃないかな」と告白。「皆さん、よく辿りついてくれた」と客席を見渡し、感謝しきりだった。
原作は、ビッグコミックスピリッツで連載中の高橋のぼるによる人気コミック。潜入捜査を命じられた落ちこぼれの警察官・玲二が、目的達成のために奮闘する姿をコミカルかつスリリングに描く。メガホンをとった三池監督も「この雪の中、来てくれたなんて、ただただ感謝しかない。もはや感動的」と感無量の面持ち。記録的な大雪のため、「昨夜は帰れなかった」というのが上地だ。「帰れないので、スーパーにいた。足がキンキンになって、スーパーのトイレで靴下を絞ったりして。みんなどうやって来たの!?」と足元の悪いなか集まった観客に、驚きを隠せなかった。
激しいアクションも見どころとなる本作。岡村は「生田くんのアクションがキレキレ」と撮影を振り返り、「そんなに思いっきり蹴らんでもええのにと思った時が何回かあった」と生田にクレーム。生田は「ライダーキックをかますシーンですね。なるべく痛くないようにとは思ったんですが、『もうちょっと強く』という指示が入ったので、思いっきり蹴った。そうしたら、岡村さんがボーンとふっ飛んでしまった!」と明かし、会場の笑いを誘っていた。
また仲は、生田にビンタをお見舞いするシーンがあるといい、「手加減すると、何テイクもやらなければいけないので、1回で終わらせようと思いっきりやった」と述懐。生田も「僕も『思いっきりやって大丈夫』と言ったけれど、本番が始まったらバチーンと来て!脳が揺れましたよ。さすが仲里依紗です」と仲の思い切りの良さに惚れ惚れしていた。
冒頭の挨拶に続き、「本当に、こんな天候のなか足を運んでくれてありがとうございます」と改めて客席にお礼の言葉を述べた生田。「この雪も溶かすような、ホットな映画になった」と完成作に胸を張り、会場からも大きな拍手。華々しく初日の幕を開いた。【取材・文/成田おり枝】