小芝風花&清水崇監督、“新生”『魔女の宅急便』をアピール|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
小芝風花&清水崇監督、“新生”『魔女の宅急便』をアピール

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小芝風花&清水崇監督、“新生”『魔女の宅急便』をアピール

角野栄子の児童文学初を実写映画化した『魔女の宅急便』(3月1日公開)の完成披露試写会が、2月20日に新宿バルト9で開催。主演の小芝風花、尾野真千子、広田亮平、宮沢りえ、筒井道隆、清水崇監督、原作者の角野栄子、主題歌「Wake me up」を担当した倉木麻衣が登壇。小芝は開口一番、「めっちゃ緊張してます」と大阪弁で語った後、原作や宮崎駿のアニメ版のファンの多い本作をこれから見てもらうということで「不安な気持ちもありますが、今はうれしいです」と、愛くるしい笑顔を見せた。

見習い魔女キキ役で映画デビューをした小芝は、「空を飛ぶことは同じ役者さんでも、全員が経験できることではないので、本当にすごい経験をさせていただいたなと」と感激しきり。クランクアップ時には号泣したそうで「このシーンが終わったら、撮影が終わっちゃうんだって思ったら、涙が出て。写真を撮ってもらったのに、全部、目が真っ赤っ赤な写真ばかりでした」と苦笑い。

原作者の角野は「みなさん、撮影で楽しそうにしていたのがすごく良いところです。冒頭が原作とは違うのですが、映画ならではの導入部だなあと」と、完成した映画の感想を述べた。清水監督はその導入部について「そうです。キキの実家は、アニメとも原作とは違います。角野先生から『私のイメージではこうではなかったのですが』と言われましたが、無視してしまいました。実写ならではのリアリティというか、細かい設定にこだわました。背景に何があるか、ファンタジーで表面だけって感じにはしたくなかったので」と、実写ならではの思い入れを語った。

最後に小芝も「『魔女の宅急便』には、いろんな思い出やイメージをもたれている方がたくさんいらっしゃると思いますが、また、新しい『魔女の宅急便』ができました」と、元気に締めくくった。【取材・文/山崎伸子】

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