キキ役の小芝風花を宮沢りえが「堂々としていた」と絶賛
角野栄子の児童文学初の実写映画化『魔女の宅急便』(3月1日公開)の完成披露イベントが、2月20日に花園神社で開催。主演の小芝風花、尾野真千子、広田亮平、宮沢りえ、筒井道隆、主題歌「Wake me up」を担当した倉木麻衣が登壇。見習い魔女・キキ役に抜擢された小芝は、大型クレーン車にワイヤーで吊り上げられホウキに乗って空から登場し、「やっぱり空は最高です」と笑顔を見せた。このイベントのために、小芝には保険金1億円がかけられた。
小芝は、半年ぶりにホウキに乗ったそうで「今まで撮影していたのがぐわっと蘇ってきました」と興奮しながらコメント。劇中で、同じくホウキに乗るシーンを体験したという宮沢は「吊られている違和感はあるんですが、高いところが好きなので、本当に楽しかったです。楽しいよね?」と小芝に同意を求めると、小芝も「楽しいです」とうなずいた。下から見守っていた尾野や広田は「うらやましい」と、筒井も「僕も飛べるものなら飛びたいです」と感想を語った。
小芝と同じく、15歳の時、『ぼくらの七日間戦争』(88)で映画デビューした宮沢は「お芝居が上手いとか下手とかを超越して、この時期にしか出ない“細胞からキラキラしたもの”が出る。彼女はとても魅力的でした。すごく堂々としていた。私の15歳当時よりは全然大人っぽいです」と絶賛。尾野も「輝かしい、キラキラしてた」と称えると、小芝は「うれしいです」と大喜び。また、「みなさん、素敵。それは、いつも素のままの自分だからこそなのかなと。私も自分を作らず、そのままでいられるような自分でいたいです」と、抱負を語った。
また、倉木は「『魔女の宅急便』のストーリーにある、空を飛んでいく(シーンの)爽快感と、夢に向かって諦めず頑張っていく姿を表現しました。キキちゃんみたいに元気になってもらえたらいいなと思います」と、主題歌へ込めた思いを語った。【取材・文/山崎伸子】