『ホビット』新作公開に女性コスプレイヤーが集結!女性のハートを掴んだ理由とは?

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『ホビット』新作公開に女性コスプレイヤーが集結!女性のハートを掴んだ理由とは?

ホビット 竜に奪われた王国』が公開初日を迎えた2月28日、新宿ピカデリーにはコスプレ姿の熱狂的ファンが集結した。

ピーター・ジャクソン監督がメガホンをとり、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前の物語を明らかにする『ホビット』シリーズ。両シリーズのキーアイテムとなるのが、ホビット族のビルボからフロドへと受け継がれていく“黄金色に輝く指輪”だ。新宿ピカデリーの1階ロビースペースには、本作の日本公開を記念して、映画撮影用に特別制作した直径151mm、重さ2.1kgに及ぶ特大サイズの指輪が展示中(2月28日まで)。この日は、ファンたちが指輪を囲んで撮影会を行うなど、大いに初日を盛り上げた。

待ちに待った映画公開にファンも大興奮。「主人公のビルボが大好き!」とビルボのコスプレに身を包んだ20代女性は、今日のために静岡から駆けつけたとか。「ファンタジーというと勇者が主人公になることが多いのに、ビルボはすごく人間らしいキャラクター。みんなから影響を受けて成長していく姿を見ていると、自分も勇気をもらえる」と大きな笑顔。すでに本作も堪能したが、「見どころは、ネタバレになっちゃうから言いたくなんです!見れば『すごい!』と思うのは、間違いないから!とにかく自分の目で見てほしい」と、大絶賛だった。

ホビット衆のひとり、ピピン役に扮した東京都の20代女性は、レゴラス役を演じるオーランド・ブルームの大ファン。「背丈が足りないので、レゴラスの扮装はできなかった」とこぼすが、「オーリーの格好良さも相変わらずで、たくさん栄養をもらった!」と完成作に大満足だ。本作では、レゴラスにラブロマンスも用意されているとのことで、「ぐっと堪えて見ました。恋を応援したい気持ちも半分、でも黒い気持ちも半分…」と複雑な心境を教えてくれた。

ガンダルフのコスプレをした男性が「ドラゴンの風貌が期待通り!違和感がなかった。映像も役者さんの演技も、説得力がある」とコメントしてくれたように、もちろん男性の姿も見受けられたが、やはり目立ったのは女性陣の多さ。イランで原作者J・R・R・トールキンのコミュニティを運営しているという20代女性は、これから映画を見るところだそうで、「トールキンが書いたドラゴンが、自分が思い描いている通りになっているか気になる」と期待感。「ドラゴンの声を演じている(ベネディクト・)カンバーバッチも大好き!」と目を輝かせていた。

劇場内の客層も、20代~30代の女性が中心となったこの日。ファンタジーとはいえ、ラブあり、イケメンありの内容でガッチリと女性のハートを掴んでいる様子だ。【取材・文/成田おり枝】

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