第86回アカデミー賞主演女優賞は『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット!
現地時間3月2日(日本時間3日)に開催中の第86回アカデミー賞授賞式。この日の華となる主演女優賞は、『ブルージャスミン』(5月10日公開)のケイト・ブランシェットに輝いた。ニューヨーク映画批評家協会賞から全米映画俳優協会賞といった前哨戦をほぼ総ナメにしており、オスカー像を手にケイトは「『ブルージャスミン』は私の集大成とも言えるような作品」とコメント。晴れやかな笑顔で賞レースを締めくくった。
ケイト・ブランシェットは、1969年オーストラリア生まれ。『エリザベス』(98)では、エリザベス1世を演じてアカデミー賞主演女優賞に初ノミネート。『アビエイター』(04)では、アメリカの大女優キャサリン・ヘプバーンを演じて、アカデミー賞助演女優賞に輝いた。『ブルージャスミン』では、名匠ウディ・アレン監督のもと、虚言と現実逃避を繰り返し、ひたすら堕ちていく主人公のはかなさと哀しみを見事に体現。批評家からも大絶賛されている。
ステージに上がったケイトは「この賞は私にとって大きな意味があります」と興奮気味にスピーチ。他の候補者たち一人一人の名前を挙げて、「素晴らしい方たち」と敬意を表した。「ウディ・アレンのシナリオのおかげでここに立っています」と言ったあとに続けて「母、姉妹、そして3人の子供たち、夫のおかげ」と家族にもありったけのお礼を述べ、喜びを爆発させていた。その笑顔には貫禄もたっぷり。圧倒的なオーラを放っていた。【Movie Walker】
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