レオに慈悲を!激怒したファンのコメントやパロディ画像でツイッターが炎上

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レオに慈悲を!激怒したファンのコメントやパロディ画像でツイッターが炎上

2年前のアカデミー賞では「アンジーの右足」、昨年は「アン・ハサウェイの乳首」が話題となりツイッターが炎上したが、今年はオスカーを逃したレオナルド・ディカプリオのファンの怒りでツイッターが炎上。一方で、パロディ画像が続々と誕生している。

『ギルバート・グレイプ』(93)、『アビエイター』(04)、『ブラック・ダイヤモンド』(06)、そして『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で4度ノミネートを果たしながら、今年も主演男優賞を『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒーに持っていかれてしまったレオ。マシュー優勢が伝えられながらもレオの演技力は誰もが認めるところであり、レオにとって受賞は悲願となっていた。しかし、またもや受賞を逃してしまったため、レオのファンがオスカー会員の仕打ちにたまりかね、#GiveLeoAnOscar(レオにオスカーを)、#PoorLeo(かわいそうなレオ)というアカウントを設定。レオを応援するツイートが飛び交っているという。

一方で、今回もオスカーを手にできなかったレオをパロった心ない画像が出回っている。例えば、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(03)のポスターなどのカバーを使って、レオが人の代わりにオスカー像を追いかけているものや、レオが棺桶をバックに「僕のオスカーの保管場所はここ」と言っているもの、『ロミオ+ジュリエット』(96)の、ジュリエットに会えずにベッドで涙するロミオ役のレオが、ベッドでオスカー像を抱えて泣いているもの。さらに、映画のシーンの泣き顔を集めて「授賞式でエレン・デジェネレスがとったSelfie(集合写真)にも入れてもらえなかった」と書かれたもの、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で、マーゴット・ロビー扮する妻から足蹴にされてお預けを食らうシーンがあるが、マーゴットの代わりにオスカー像に拒否されているもの、キャサリン・ハイグルが花嫁の介添え人が着る服を27着も持っていながら、自分は結婚できない女性を演じた大ヒット作『幸せになるための27のドレス』(07)をパロって、レオが着ているドレスに「27回のノミネーション」と書かれているもの、主演男優賞を受賞したマシューが、レオに歩み寄って抱き合ったあと、レオが切ない顔でマシューの受賞スピーチを聞いているシーンに、「本当は僕だったのに」などと書き込んだもの、そして、昨年主演・助演男優、主演・助演女優賞を受賞し楽しそうに笑っている4人の記念写真に、「レオ心配しないで。次はきっとあなたよ」と書かれたものなど、応援なのかわからないものもある。

一方で、「『ギルバート・グレイプ』の彼を見たか?『ウルフ・オブ・ウォールストリート』もだ。あんな体の動き、誰ができるんだ。一体なにをしたらレオはオスカーを獲れるんだ」といったように、レオの演技を認め、アカデミー協会に物申すコメントも見られる。

レオの師匠であり71歳のベテラン、マーティン・スコセッシ監督が、6度ノミネートされるも受賞を逃し、7度目のノミネートで悲願の監督賞を手にしたのは06年のこと。オスカー会員の体質が変わらない限り、レオの選ぶ役どころはなかなか受賞が難しそうだが、こんなひどい仕打ちに負けずに、レオには今後も頑張ってほしいものだ。【NY在住/JUNKO】

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