緒形直人&南果歩、さだまさしから夫婦の絆を保つ秘訣を勉強!

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緒形直人&南果歩、さだまさしから夫婦の絆を保つ秘訣を勉強!

さだまさしの小説を映画化した『サクラサク』(4月5日公開)の完成披露会見が、3月27日に都内で開催。緒形直人、南果歩、矢野聖人、美山加恋、藤竜也、田中光敏監督、原作・主題歌「残春」を手掛けたさだまさしが登壇。主演の緒形は「素晴らしい熱い現場で、緊張感のなか、精一杯やらせていただきました。うちの家族です」と、南たちファミリーを紹介した。

「サクラサク」は、さだまさしが自身の父親の思い出を下敷きに描いた家族の絆の物語。緒形は亡き父・緒形拳について「いろいろと思いました。子供の時はちょっと寂しい思いをしたなと」と言うと、さだが「よく曲がらずに、すくすく育ったよね」と感心。緒形は「名前(直人)が良かったみたい」と照れ笑い。さらに「子供の頃、お父さんの映画見たら、濡れ場ばかりだもんね」と突っ込まれ、会場は爆笑。また、緒形は「よく遠くから手紙が届きました。ひと言、元気か?みたいな。それはうれしかったです」と笑顔を見せた。

今回、夫婦役で初共演をした緒形と南。夫婦の絆を守るのに必要なものを尋ねられると、緒形は「会話ですかね。短かくても、感謝の気持ちとか挨拶の気持ちが大事だなと」とコメント。南は「夫婦は家族ですが、夫婦は他人だってことを忘れちゃいけない。他人だからこそ、ちょっとした感謝の気持ちを言葉や態度に出すことで、人間関係は良くなる。勉強したよね?」と、緒形にふると、緒形も「しました」とうなずいた。

本日、『サクラサク』が、8月下旬に開催される第38回モントリオール世界映画祭フォーカスオンワールドシネマ部門にも正式招待されたことも発表された。田中監督は、昨年同映画祭のコンペティション部門に出品された市川海老蔵主演作『利休にたずねよ』(13)で、最優秀芸術貢献賞を受賞しているということで、海外の反響も楽しみだ。【取材・文/山崎伸子】

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