100億円超え目前!『アナと雪の女王』の驚異的なヒットを数字で振り返る
歴史的な大ヒットを記録しているディズニーアニメの最新作『アナと雪の女王』(公開中)。封切りからおよそ1か月が経過した現在でも、その勢いはまったく衰えない。先週末の映画ランキングでは5週連続で1位を獲得し、公開から31日間で動員756万人、興収92億円を突破。いよいよ興収100億円超えが目前に迫った。今回は週末の映画ランキングの“数字”に注目して、本作の大ヒットの軌跡を振り返ってみたい。
『アナと雪の女王』には公開前から追い風が吹いていた。本国アメリカではディズニーアニメ史上最高となる大ヒットを記録するだけでなく、第86回アカデミー賞長編アニメーション賞&主題歌賞に輝き、2冠を達成。特に主題歌の「Let It Go」は世界的に流行し、この映画の代名詞となった。この追い風を受け、迎えた3月15日~16日の週末。『アナと雪の女王』は全国598スクリーンという大規模公開されると、動員60万2347人、興収7億6338万9450円をあげ、堂々の初登場1位を獲得した。
初登場1位にとどまらず、翌週には驚異的な推移を見せる。3月22日~23日の成績は動員68万855人、興収8億7226万9400円、前週動員比113%を記録。公開9日間で興収30億円を突破した。そして3週目となる3月29日~30日の週末でも動員69万1321人、興収8億8121万2200円、前週に続いて100%を超える好推移。公開から17日間、ついに興収52億円を突破し、洋画アニメーション史上最速の興収50億円突破となった。
そして大ヒットのムードが徐々に浸透しつつあった4月6日~7日の週末。2日間の成績は動員64万2489人、興収8億5091万1950円を記録し、前週動員比93%と粘り強い推移を見せた。そして4月12日~13日、成績は動員62万3785人、興収8億4203万5350円をあげ、前週動員比97%。今週の数字だけ見ても、春休みシーズンが終わってもなお安定感のある稼働率を見せていることが分かる。
このように週末の映画ランキングでは、5週目に至る今まで、初週の成績をすべて上回る驚異的なアベレージを叩き出している本作。翌週には『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』や『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』といったGW恒例のアニメシリーズが控えているが、果たしてどこまでこの好調をキープできるのか?何はともあれ、来週には100億円超えのニュースが飛び込んでくることだろう。【トライワークス】