自力では絶対見られない!選りすぐりの『ネイチャー』絶景スポット&珍動物
『ディープ・ブルー』(03)『アース』(07)で知られるBBC EARTHが、初の4K/3Dカメラで大自然を捉えたドキュメンタリー『ネイチャー』(5月2日公開)。地球上に残された未知なる7つの領域を巡り、神秘的な光景や野生動物の躍動感を映し出していく。そこで本編に登場する、自力ではなかなか見ることができない絶景スポット&珍しい動物をご紹介!
まず、驚きの光景として挙げたいのが、活火山からドロドロと流れ出る真っ赤な溶岩。炎の世界に包まれ、まるで灼熱地獄のようだ。また、その地下から噴き出した硫黄でできたダナキル低地も有毒とは言え、目を奪われる美しさ。そして、紅海にもカメラは潜入。サンゴ礁やクマノミ、イソギンチャクなど…海中に生息する色とりどりの生物が登場する。地上から注ぐ光と海の青い色と相まって、見事な絶景を作り出す。さらに、毎秒100万リットルの水が流れ落ちるビクトリアの滝は必見。滝の縁からその激しい流れを捉え、カメラはそのまま滝壺に落下。その臨場感あふれるシーンには、興奮を隠せない!
また、カメラは動物たちの営みも至近距離でもキャッチ。人間とDNAが98%一致しているというマウンテンゴリラや水を求めて彷徨うアフリカゾウ、火山湖の藻を食べるフラミンゴなどが続々と登場。なかでも、ナミブ砂漠に生息するシャベルカナヘビは愛嬌たっぷり。砂漠の砂に熱がり、足を順々に上げる姿は、まるでダンスをしているよう!そして、標高約15,000フィートあるエチオピアの山地に生息しているのが、長い毛で覆われたゲラダヒヒ。唇を鳴らしながら発生する声は人間と似ていると言われている。
ただの旅行では味わうことのできない、『ネイチャー』ならではの秘境の数々。573日という膨大な時間を費やしているうえ、スタッフ陣はその領域ごとの撮影に相当な工夫をこらしているという。彼らの制作魂を懸けて捉えた、驚異的な光景と大自然の神秘を堪能してみよう。【トライワークス】