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「オペラのように壮大にしたかった」。マーク・ウェブ監督がスパイダーマンの進化を語る!

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「オペラのように壮大にしたかった」。マーク・ウェブ監督がスパイダーマンの進化を語る!

男女のリアルな恋模様を描いた『(500)日のサマー』(09)でその名を知らしめ、前作『アメイジング・スパイダーマン』(12)を世界的大ヒットに導いた監督、マーク・ウェブ。この度、最新作『アメイジング・スパイダーマン2』のキャンペーンで来日したウェブ監督に単独インタビューを行い、注目の集まる本作について直撃。「新しい視点を発見することもあるから、インタビューを受けるのが好きなんだ」と語るとおり、意気揚々と取材に応じた。

いよいよ4月25日(金)から公開される『アメイジング・スパイダーマン2』。キャラクターや設定を説明しなければならない1作目、そして展開した物語をうまくまとめなければならない完結編と違い、今回のような続編では思い切り自由な挑戦ができたとウェブ監督はいう。「自由だからこそ“進化”を意識できた。前作と違う、ということが非常に重要だったんだ。2作目といっても手を抜けない、大きなチャレンジだったよ」。

そんな監督の言葉どおり、キャラクター同士の人間関係やストーリーが大きく進化している本作。さらに、映像的な進化も大きな見どころとなっている。「今回は“加速度”と“速さ”を映像で感じてもらいたかった。序盤から刺激的なアクションを大きく取り入れたよ。前作より大きく、そしてより速い映像…。スケールとしてもオペラのように壮大にしたい、というのが目標だった」と明かした。

「1作目の撮影では3Dのカメラが大きくて、レンズを変えることも容易ではなかった。クレーンを使った大規模な機材が欠かせなかったんだ」と振り返るウェブ監督だが、本作では技術的な革新を積極的に取り入れている。「今回はより小さい3Dカメラを使った。これでスパイダーマンの動きをより速く追えたし、自分の衝動に任せられる。本当に撮りたいスパイダーマンのバトルを撮ることができたよ」とNYの摩天楼を飛び回るシーンの迫力には自信があるという。

最後に、本作で描きたかったテーマを聞いてみると「今作の最初のショットに注目してほしいんだけど、実は時計から始まる。今回のテーマは“時間”なんだ」と答えたウェブ監督。「時間は周囲のすべての人間に影響を与える。ピーター・パーカーにとっても、彼の両親にとっても、宿敵のエレクトロにとっても…。どんなスーパーヒーローでも時間を止めることはできないからね(笑)」と笑みを浮かべながら語った。

スパイダーマン史上最大の戦いが繰り広げられる『アメイジング・スパイダーマン2』。ウェブ監督が念頭に置いていた“進化”に注目しながら、再び世界で旋風を巻き起こすであろうシリーズ最新作を楽しんでほしい。【取材・文/トライワークス】

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