本厚木駅前に市民待望の映画館が6年ぶりに復活!
シネコンの新館オープンが相次ぐ一方、昔ながらの映画館やミニシアターが続々と閉館している。そんな中、本日4月26日(土)より厚木に新たな映画館、アミューあつぎ映画.comシネマがオープンする。2スクリーンと多目的ホールを兼ね備えるは同劇場は、08年2月に閉館したミニシアター、厚木テアトルシネパークが前身となっているが、今回の復活ともいえる経緯が興味深い。
支配人を務めるのは映画宣伝会社デジタルプラスで取締役を務める青山大蔵氏。彼が会社経営のノウハウを学ぶために通っていたビジネススクールの授業の課題で“渋谷のミニシアター再生”を発表したところ、多数の賛同者が集まった。そして開催された渋谷ヒカリエでのオールナイト上映会「渋谷真夜中の映画祭」は大成功に。その時の経験が彼にとって大きな糧になっているという。
アミューあつぎ映画.comシネマは小田急小田原線の本厚木駅から徒歩約5分という好立地で、厚木市が同劇場の入ったビルを取得し、その際には多くの署名も集まった。そして、運営を任せられる事業者を探していた厚木市と、10代のころから映画館経営を夢見ていた青山氏の出会いが、今回の厚木市の映画館復活という形で結実したのだ。
オープニング作品として上映されるのは、『レ・ミゼラブル』『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『最強のふたり』『映画かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご』と、洋画の大ヒット作からアニメまで、バラエティに富んだラインナップとなっている。
「再び厚木市に映画の灯をともし、市民の皆様に末永く愛される映画館をめざします」と青山支配人が語るように、まさに市民にとって待望の映画館復活となった同劇場。映画情報サイトとの提携により、魅力的なプログラムを提供していくという個性あふれる映画館、アミューあつぎ映画.comシネマにぜひ足を運んでみてはどうだろうか。【トライワークス】