2045年までにコンピュータが人類を超える!?ジョニー・デップ主演『トランセンデンス』特別映像を先行公開!

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2045年までにコンピュータが人類を超える!?ジョニー・デップ主演『トランセンデンス』特別映像を先行公開!

『ダークナイト』(08)『インセプション』(10)のクリストファー・ノーランが製作総指揮を務め、ジョニー・デップが主演することで話題のSF超大作『トランセンデンス』(6月28日公開)。この度、本作の特別映像「人工知能がもたらすもの」をMovie Walker先行で解禁!

本作は、ジョニー・デップ演じる科学者ウィルの頭脳がコンピュータにインストールされ、オンラインにつながることで、超高速の処理能力で化学反応を引き起こし、想像できない進化を始めていく…というストーリー。実はこの現象は一般に“シンギュラリティ”と呼ばれ、テクノロジーが高度に進化した現代においては、遅くとも40年以内に実現すると言われ、「2045年問題」として注目を集めているのだ。

自ら考える能力と意識を持ったAI(人工知能)が、生物学の限界を超えた性能を持ってしまった後に待つのは、人類の進化によるバラ色の未来か、それとも暗黒の終焉か…?まもなく世界が直面するであろう脅威を本作は洗練されたタッチで描いているが、今回公開された特別映像では、そんな映画のテーマであるテクノロジーの高度な進化の是非について、キャストやスタッフはどのように考え撮影に臨んだのかを語っている。また、映画に技術顧問として参加したカリフォルニア大学バークレー校の電気工学と神経科学の准教授ホセ・カルメナ博士、電気工学の准教授マイケル・マハルビッツ博士をはじめ、「2045 イニシアティブ」を組織し、2045年の“シンギュラリティ”に到達し不死になるまでを支えるために積極的に活動しているロシアの富豪、ドミトリー・イツコフもコメントを寄せている。

ジョニー・デップは、そんなセンセーショナルなテーマを持った本作の意義を「21世紀に入って、人間がテクノロジーを崇拝する姿と、それが人間の未来にもたらす意味を検証するのは重要なことだと思う。テクノロジーか生態系か、平和主義者か過激主義者か。今ここで自分たちのコンピュータ依存をどこまで許すべきかという問い掛けが必要なのだと思う」と語っている。

『トランセンデンス』で描かれる人工知能は、好むと好まざるとにかかわらず、じきに登場するという専門家もいる。ウォーリー・フィスター監督が「これからの数十年で我々の世界が向かう一つの方向を人々に覗き込んでもらい、思考を刺激するとともに楽しめる、非常にタイムリーな話題について、感情論、道徳論、知的論議を大いに交わしてもらいたい」という思いを込めて映像化に挑戦した超進化=トランセンデンスの世界。まずはこの特別映像をチェックし、遠くない未来の世界について思いを巡らせてみてほしい。【Movie Walker】


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