ラッセル・クロウ緊急来日。予定外のファンサービスにハッスル!
ラッセル・クロウが、主演映画『ノア 約束の舟』(6月13日公開)を引っさげて緊急来日。5月19日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶を行った。ラッセルの来日は『ロビン・フッド』(10)のキャンペーン以来3年半ぶり。ラッセルは、ナショナルラグビーリーグのサウス・シドニー・ラビッツのオーナーでもあるが、会場でそのチームの帽子を被ったファンを発見。自ら握手するなど、ファンサービスもたっぷりと行った。
本作は『ブラック・スワン』(10)のダーレン・アロノフスキー監督が、人類史上最古にして最大の謎「ノアの箱舟」伝説を描いたスペクタクル巨編。今回の撮影について「いままでの役者経験のなかでいちばん大変で、どうしてこんなのを受けたんだろうと呪いました」とおちゃめに言いながらも「でも、すごく光栄でした」と笑顔を見せた。
撮影で大変だったのは「雨のシーン。何日もずぶ濡れ。1日12時間の撮影。凍りつくような水でした」と激白。「NYのインタビューで、監督が『一生懸命、水を温めています』と言っていましたが、それは全くのウソです」と苦笑い。でも、若い俳優陣との撮影は楽しかったと語り、特に娘役のエマ・ワトソンについては「まるで親子のような素晴らしい関係性を築けた。日曜は彼女といっしょにダンスレッスンを受けに行っていたよ」とうれしそうに語ってくれた。
最後に、日本について「いつも楽しい時間を過ごします。前回はいろんな日本酒に挑戦しました。ここが終わったら、もう一度その挑戦を再開したい。また、日本の文化に魅了されているから、いつか子供たちを連れてきたい」とリップサービス。
全米をはじめ39か国で興行成績No.1ヒットをマークし、数々の国で歴代オープニング記録を塗り替えた『ノア 約束の舟』。ラッセルの主演映画としては最大のヒット作となり、日本の公開にも期待がかかる。【取材・文/山崎伸子】