黒木メイサ、アンダーソン監督&ミラ・ジョヴォヴィッチ夫妻のラブラブぶりに当てられっぱなし!
歴史アクション大作『ポンペイ』(6月7日公開)を引っさげて、ポール・W・S・アンダーソン監督が妻で女優のミラ・ジョヴォヴィッチとともに来日。5月26日にTOHOシネマズ六本木ヒルズでジャパンプレミアが開催され、本作をイメージした“マグマ・カーペット”を2人そろって闊歩し、集まったファンを前にキスをするなど夫婦円満ぶりを見せつけた。
本作は、西暦79年に火山の大噴火で永遠に失われた都市ポンペイの史実を基に、大自然の猛威と、それに翻弄されながらも真実の愛に生命を賭けた男女の姿を描く物語。本作には出演していないミラだが、アンダーソン監督とともにファンからの写真撮影やサインに熱心に応え、夫の最新作をアピール。美しい笑顔で会場を魅了した。
カーペットイベントの後に行われた舞台挨拶では、「妻のミラが『ぜひ、ジャパンプレミアに行きたい』と言ってくれて、カンヌ国際映画祭を早めに切り上げて日本に来てくれたんだ。ミラ、ありがとう」と客席に座っていたミラに感謝を述べたアンダーソン監督。ミラは「ユア・ウェルカム!アイラブユー」と夫に熱視線を送っていた。
『バイオハザード』シリーズで知られるアンダーソン監督だが、「古代のなかでも最大級のディザスターであるポンペイの物語を、子供の頃からずっと映画化したいと思っていた」と本作は念願の企画だったという。続けて「『噴火やポンペイの街を、かつてないほど正確に表現している』と専門家からもお墨付きをもらったんだ」と熱弁すると、客席のミラが「ポテトの話をしてよ!」と夫にリクエスト。これにはアンダーソン監督も「実は最初の脚本では、ジャガイモを食べるシーンがあったんだ。でも、ジャガイモがヨーロッパで食されるようになったのは、この1500年も後のことだそうなんだ」と照れ笑いを見せていた。
またこの日は、日本人ゲストとして女優の黒木メイサが駆けつけ、舞台に華を添えた。舞台裏でも夫妻と話をしたという黒木は「本当に素敵な夫婦」と監督夫妻の仲の良さに惚れ惚れ。司会から「黒木さんを次回作にどう?」と聞かれたアンダーソン監督は「美しい女性と仕事をするのが、この仕事の楽しみ。でも僕の映画に出ていただくためには、銃を扱えることも重要なんです」とコメント。黒木が「バッチリです」と胸を張ると、「採用決定ね!どうせ、ポールは私の言うことを聞くから」とまたしてもミラから大きな声が上がり、会場も大爆笑だった。
その後も、主演のキット・ハリントンの抜擢の理由は「妻に、『すごいイケメンがいるの。キャスティングしたら?』と言われたからだよ」とトホホ顔を見せたりと、すっかり妻の尻に敷かれている様子のアンダーソン監督。黒木も会場も夫妻のラブラブぶりに当てられっぱなしだった。【取材・文/成田おり枝】