芦田愛菜、「うるさい、ボケ!」と単独初主演映画をアピール
芦田愛菜の単独初主演映画『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(6月21日公開)の試写会が、6月1日にスペースFS汐留で開催。青山美郷、行定勲監督と共に舞台挨拶に登壇した主演の芦田愛菜は、「大阪弁のお芝居はテンポが良くて楽しかったです」と笑顔で挨拶をした。
原作は、「きいろいゾウ」などの西加奈子の同名小説。大阪在住の小学3年生の少女こっこ(芦田愛菜)が、ひと夏の経験を通して成長していくというヒューマンドラマだ。 兵庫県出身の芦田は「学校の友だちは標準語なので、忘れかけていた関西弁もあったけど、関西に住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんに確認したりして練習しました」と元気よく語った。
三つ子の姉役を一人で演じた青山は、役作りについて「ひとりひとりの歴史を、役作りのノートに書いていきました」とのこと。「でも、撮影してる時、わからなくなっていって、監督からのアドバイスをいただいたり、愛菜が言っていた言葉を参考にしたりしました」と言うと、芦田は「そういうこと、言いましたっけ?」と驚くと「言いましたよ」と、青山はやさしく答えた。
メガホンをとったのは『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)の行定勲監督。芦田について「愛菜ちゃんは、放っておきました。もっとこういうふうにやろうとか、自分から発せられるからすごい。探究心がある」と感心しきり。また、映画初主演の青山については「ちょっと悔し涙が出てたりしたよね」と、語りかけると、青山は「ばれてました?全部見抜かれてます」と苦笑い。
最後に、芦田が「私も大好きな映画になりました。これから楽しんでごらんください」と映画をアピールした後、本作のキメ台詞「うるさい、ボケ!」を元気よく客席にお見舞い!ハニカミ笑顔で舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/山崎伸子】