モンティ・パイソンがW杯イングランド応援ソングを発表!
今年7月に約30年ぶりの再結成を果たすモンティ・パイソンが、W杯イングランド代表チームの非公式応援ソングを発表した。この曲はモンティ・パイソンが生んだ最大のヒット曲で、英国では「自分の葬儀でかけて欲しい曲」投票がある度に不動の1位を獲得している名曲「Always Look On The Bright Side Of Life」に一部替え歌を加えたもの。英紙インディペンデントは、「ブラジルでのイングランドの活躍についてあからさまに悲観的」な歌だと伝えている。
「W杯になると希望は高まり、誰もが代表チームに勝って欲しいと思う。そして代表は戦い、僕たちをガッカリさせ、コソコソと街に帰って来る。またあのバカげた歌を歌う時がやってくるのさ。いつだって人生の明るい面を見て生きよう。元気出せよ。次があるさ」というのが替え歌の歌詞で、代表チームの応援歌というよりは、敗戦後のサポーターへの応援歌のような曲になっている。
「Always Look On The Bright Side Of Life」は、モンティ・パイソンの映画『ライフ・オブ・ブライアン』(79)のエンディングで使われ、ロンドン五輪閉会式ではエリック・アイドルが単身で登場して披露した。イングランドの公式W杯ソングにはゲイリー・バーロウの「Greatest Day」が決定し、多くのセレブリティやサッカー選手が一緒に歌ったことで話題になったが、実はBBCのチャリティ番組「コミックリリーフ」が企画して録音していたことが判明し、FA(イングランドのサッカー協会)から公式のお墨付きを取り消されている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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