シアーシャ・ローナンがパンキッシュな女子を演じ新境地!『わたしは生きていける』の予告編が解禁
『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)のケヴィン・マクドナルド監督が、世界的ベストセラーの同名小説を映画化した『わたしは生きていける』(8月30日公開)。若き実力派女優として注目を集めるシアーシャ・ローナンが16歳のヒロインを務める本作の予告編がこのたび解禁された。
突如発生した核爆発により、第三次大戦の戦火にのみこまれていくイギリスが舞台となる本作。複雑な生い立ちゆえに心を閉ざした孤独なデイジー(シアーシャ・ローナン)が、イギリスで純真な従兄弟たちと出会い、自分の居場所を見つけるが、激化する世界大戦により彼女たちは引き離されてしまう…というストーリーだ。公開された予告編では、デイジーとその従兄弟が恋に落ち、美しい大自然の中での幸せな暮らしが描かれるところまでは爽やかな定番青春ストーリーかと思える。が、後半では、街が戦火に呑みこまれていく緊張感漂うシーンへと一変。終末感が漂う中で、初めて“生きたい”と強く願ったデイジーは、果たしていかなる結末を迎えるのか?展開が気になる映像に仕上がっている。
『ハンナ』(11)では暗殺者、『ビザンチウム』(12)ではヴァンパイア、『ザ・ホスト 美しき侵略者』(公開中)ではエイリアンに寄生された女の子と、これまで異色の役柄ばかりを演じてきたために「普通の10代を演じてみたかった」と語るシアーシャ。本作で演じた悩み多き少女デイジーは、彼女にとってまさに求めていた等身大のキャラクターだ。さらに、髪を染めてアイライナーやピアスを施したパンキッシュなルックスや、予告編でも垣間見える本格的なラブシーンなど、今までのイメージとはがらりと変え、新境地を見せている。シアーシャ・ローナンにとって大人の女優へのステップとなる重要な1作としても注目してほしい。【Movie Walker】