パクリに巨大モンスターなどトンデモ映画ばかり作り続けるアサイラムって知ってる?

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パクリに巨大モンスターなどトンデモ映画ばかり作り続けるアサイラムって知ってる?

爆発的なヒットを飛ばすような作品が出てくると、二匹目のドジョウを狙う似たような作品が数多く製作される。たいていはオリジナル作品に多少遠慮したりするものだが、あからさまにパクりな作品を次々と送り出し、カルト人気を誇るのがアメリカの製作会社、アサイラムだ。そんな同社のトンデモ映画ばかりを集めた「アサイラム・フェスティバル」が8月2日(土)より新宿シネマカリテでスタートする。

アサイラムが得意とするのは、“モック・バスター”と呼ばれるメジャー作品の模倣品や巨大モンスターが登場する作品。今回上映される8作品のなかの1本『バトル・オブ・アトランティス』(13)は、大西洋の深海から現れた巨大怪獣に人型巨大兵器で戦いを挑むというSFアクション。ここまで聞けばニヤリとしてしまう人もいるだろうが、“アトランティック・リム”という原題を聞けば元ネタがおわかりの人もいるだろう。実際に劇中には巨大怪獣が登場するのだが、迎え撃つ人型巨大兵器がちょっとオマヌケなのはもはやご愛嬌。

また、かつて生息していた巨大ザメ、メガドロンの末裔と言われるメガ・シャークが暴れまわる人気シリーズの最新作が『メガ・シャークVSメカ・シャーク』(14)。メガ・シャークに対抗するべく人類がサメ型兵器メカ・シャークを開発して戦いを挑むという発想がすでにおかしい。また、ハリケーンというディザスタームービーにサメを盛り込んだのが『シャークネード』(13)。サメの大群が巨大竜巻に巻き込まれ、空から人々を襲うというのも決して凡人には考えつくことができないはずだ。

その多くは日本では劇場公開されず、いわゆる映画マニアの間で知る人ぞ知るという存在だったアサイラム。大きなスクリーンで見られる機会の少ない作品なかりなので、この機会にそのトンデモな魅力に触れてみてはいかがだろう。【トライワークス】

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