女子高生の集団妊娠騒動を演じた若手女優10人が集合!『リュウグウノツカイ』が公開初日を迎える

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女子高生の集団妊娠騒動を演じた若手女優10人が集合!『リュウグウノツカイ』が公開初日を迎える

第24回ゆうばり国際映画祭のオフシアター・コンペティション部門で北海道知事賞を受賞した『リュウグウノツカイ』の初日舞台挨拶が、8月2日に新宿 K’s cinemaで開催。寉岡萌希、武田梨奈らキャスト陣と、本作で劇場映画監督デビューを果たした新鋭ウエダアツシ監督が登壇。ウエダ監督は「映画に関わっていただいたすべての方々、劇場さん、今日来ていただいたお客さんに改めて感謝申し上げます」と万感の思いを込めて挨拶をした。

壇上に上がったのは、寉岡萌希、武田梨奈、佐藤玲、樋井明日香、石崎なつみ、菅原瑞貴、相葉香凛、高木古都、小野木里奈、森田望智、古舘寛治、佐藤勇真、ウエダ監督の13名。本作は、アメリカの小さな漁村で実際に起こった“女子高生の集団妊娠騒動”に着想を得た青春群像ファンタジー。寉岡は「現実には決して起きてはいけないこと。でも、この女子高生たちが心で感じたことをみなさんのなかで問題視していただけたらと」と、力強く訴えかけた。

武田は、「題材的に変わっているし、インパクトがありすぎる作品ですが、中身は見やすいというか、意外とシンプルなものなので、若い世代から上の人たちまで、多くの人に見てほしい」とアピール。樋井は「和気あいあいと撮影できてうれしかったです」と言うと、佐藤も「すごく楽しい現場でした」と、笑顔で現場を振り返った。

女子高生たちの先生役を演じた古舘は、若手女優陣を前に「華やかな人たちの間で、俺って必要ないなあと」と苦笑い。その後、本作について「今の時代、なんか停滞して暗いことしかないような時代、若さとか、女性の違う感覚とかで、全然違う世の中になる可能性もあるんじゃないかと。そういう希望を思わせる作品になっていました」と手応えを口にした。

女優陣の活き活きとした表情を、躍動感のある映像で綴った、パワフルな快作となった『リュウグウノツカイ』。本日より2週間にわたり、モーニングとレイトショーで公開される。【取材・文/山崎伸子】

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