叶美香に股間をまさぐられた鈴木亮平が衝撃的裏話を暴露!

インタビュー

叶美香に股間をまさぐられた鈴木亮平が衝撃的裏話を暴露!

朝の連続テレビ小説「花子とアン」でお茶の間での人気も獲得した今最も旬な男・鈴木亮平。この方、英検一級、世界遺産検定1級と、何に対してもストイックに極めるタイプ。俳優としての役作りもハンパなく、外見・内面共々追い込み、徹底的になり切る。園子温監督作『TOKYO TRIBE』(8月30日公開)でも、『HK 変態仮面』(13)の時と同様に肉体改造をし、壮絶なアクションや過激なシーンにも果敢にトライ。鈴木亮平にインタビューし、彼の素顔に迫った。

原作は、井上三太の人気コミック。近未来の“トーキョー”を舞台に、ストリートギャングたちの死闘が繰り広げられる。園監督は、この熱い物語で“バトルラップミュージカル”という新基軸を打ち出した。園監督との初タッグには、とても感激したという鈴木。「原作も読んでいて好きだったし、メラという役の重要さも感じていましたが、何よりも園さんの映画に出られる喜びが大きかったです」。

初の園組について、鈴木はこう表現する。「あれだけ熱を帯びた監督だと、現場でちょっとしたバトルになるんです。言い合いとかではないんですが、僕たちも、園さんの熱に負けないくらいの熱を持って行ってやるぜ!という意気込みが常にあって。今回、園さんからは、そんなに細かい演出はなく、無言の熱量のぶつけ合いみたいなものを楽しんだ感じです」。

彼が演じた主人公のひとり・メラは、ブクロWU-RONZのヘッドで、もうひとりの主人公・海(YOUNG DAIS)と敵対する役どころだ。両親を殺され、今は大物ヤクザ・ビッグ・ブッバ(竹内力)の後ろ盾を得ている。劇中では、メラが、叶美香扮するブッバの妻・エレンディアに、股間をまさぐられるというシーンもある。台本のト書きにも「股間をずっと触っているエレンディア」とあったそうだ。そのシーンについて鈴木に尋ねると、実はそのシーンの演出は、園監督ではなく、意外な人物が関わっていたことが発覚。その人物は、なんと叶恭子だった!

「美香さんがいる現場には、恭子さんが常にいらっしゃいました。美香さんは意外とシャイな方なので、最初のテストの時は、恐る恐る僕の体を触っていたんです。そこで恭子さんが『美香さん、何やっているの。違うわよ。男の人を触る時はこうよ』と、全部ひと通りやって見せるんです。僕も、本当に触られたりしました(笑)。その時ばかりは園さんもそれをじっと見ているだけで、一切、口出しはしなかったです」。

不躾ではあるが、実際に、叶姉妹に股間を触られた感想を聞いてみた。「一部の男性はうらやましいと思うかもしれませんが、僕は、メラとしてそこにいるから、すごく悲しい気持ちになるわけです。だってエレンディアは彼の義理の母みたいな人でしょ。メラは、一体いくつの時から、こういうふうに扱われていたんだろうと考えたりすると、たまらないわけで。こんな環境で育ったら、そりゃあ性格もひねくれるだろうと思いました」。

ということは、完全にメラ役に入り込んでいたということだろうか?と、さらに突っ込むと、鈴木は「ふふ。まあ、半々です(笑)。仕事ですから。そこがいちばん大事です。常に、メラの心情を確認しながらやっていました。台本には、あの行為に対するメラのリアクションは書いてなかったので、彼がどういう心持ちだったのかということを探りながらやりました。驚くようなリアクションにするのか、当然のように無言で受け入れるのかで、ふたりの関係性は全然違うものになります。現場では、ああそうか、これだ!と思えるものが感じられたんです。そこでメラたち家族の関係性が見えました」。

演技とはいえ、羞耻心などを感じたりしないのか?と、率直に尋ねてみると、鈴木は涼やかな表情で「メラという役としてそこにいるので、あまり恥ずかしいとは思わないし、嫌だなという思いもないです」と答えてくれた。「そこは俳優の道を選んだ時点で、割り切っている感じです。俳優は、羞恥心を感じちゃいけないと思っていたし、実際、やっていく内に感じなくなりました。たぶん好きなんでしょうね、この仕事が。役のことを考え、その人になり切ろうとする作業が好きなんだと思います」。

現在、朝ドラで好感度の高い役を演じている鈴木だが「世間の反応はわかりません。自分としてはいろんな役ができて楽しいですが」と微笑む。「正直、朝ドラをやるまでは『関係ないでしょ』って思っていたけど、朝ドラでの役を好きだと言ってくださる方が多いので、役の違いを楽しんでくれる方は良いのですが、あまりのギャップに傷つけてしまったら悪いなという気持ちも芽生え始めました(苦笑)。朝ドラの印象だけで本作を見に来てくれたお客さんを、このぶっとんだ世界観にいざなってしまって良いものかと。でも、もちろん見に来てほしいです!」。【取材・文/山崎伸子】

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