パンチラ&ほぼヌード!園子温が認めた女優・清野菜名の超絶アクションにしびれる!
井上三太の伝説的コミックを鬼才・園子温監督が映画化した『TOKYO TRIBE』(8月30日公開)。架空の未来都市“トーキョー”を牛耳るトライブ(族)たちの大抗争が描かれる。“バトル・ラップ・ミュージカル”と銘打ち、出演者の鈴木亮平や染谷将太らが劇中ラップでセリフを語ることでも話題だが、物語のカギを握る謎の少女・スンミ役で超絶アクションをみせる新人女優・清野菜名に注目したい。
雑誌「ピチレモン」のモデルとしてデビューした現在19歳の清野菜名は、まだあどけなさが残る表情とは裏腹にバク転やバク宙、ボクシングに殺陣など驚きの特技の持ち主。中学生の頃はバスケット部に所属しながらも走り高跳びで全国大会まで出場したというエピソードが示すように身体能力は折り紙つきで、『バイオハザード』(02)のミラ・ジョヴォヴィッチを目標とする筋金入りのアクション女優だ。そんな彼女の鮮やかな立ち回りと存在感をオーディションで目にした園監督は「スンミは、あの子だ」と、今回の抜擢に繋がったという。
清野演じるスンミは、ある組織に狙われトーキョーに潜んでいるうちに極悪非道の“ブッバ一味”が起こした抗争に巻き込まれてしまう役どころ。ショートカットにワンピース姿という少女らしいスタイルにも関わらず、襲いくる悪漢たちをいきなりハイキックで蹴り上げ、一瞬にして片付ける。劇中のアクションはなんとすべて清野自身でこなしており、机の上での回転技や相棒・ヨン少年とのコンビ技など、しなやかな手足が舞うアクロバティックな技のキレに思わず見とれてしまう。また、バトル中は大胆なパンチラもまったく気にせず、ブッバのドラ息子ンコイ(窪塚)にベッドで襲われる場面では、ほとんどヌード状態。まさに体当たりでスンミ役を演じきっている。
園監督といえば、『紀子の食卓』(05)の吉高由里子や『愛のむきだし』(08)の満島ひかり、『ヒミズ』(11)の二階堂ふみら、これまで数多くの女優の魅力を引き出してきたことでも知られるが、清野菜名もまたその1人。本作の公開を記念して、彼女の出身地・愛知で凱旋舞台挨拶のイベントも開催が決定したほか、『少女は異世界で戦った』(9月27日公開)や、2015年夏公開の話題作『進撃の巨人』への出演も決まっているなど、今、清野への注目度が上昇中。まずは運動神経抜群のニューヒロイン・清野菜名の本作での活躍をその目に焼き付けてほしい。【トライワークス】