菊地凛子主演のイタリア映画がローマ国際映画祭に出品!
菊地凛子主演、レオナルド・ゲラ・セラグノリ監督の『Last Summer(原題)』が、現地時間10月16日から25日まで開催される第9回ローマ国際映画祭のプロスぺティヴ・イタリア部門に出品される。同部門は、イタリア映画の新たなトレンドを反映する作品を紹介する部門で、新人監督の作品に重点を置き、今年はフィクションとドキュメンタリーの8本を選出している。『Last Summer』は10月18日午後8時からメイン会場オーディトリアムのサラ・ペトラッシで上映される。
同作は、英国人の夫と離婚したナオミという日本人女性が、6歳の息子ケンの親権を夫に奪われ、息子と会うことが許された最後の数日間を、義父が所有する豪華ヨットの上で過ごすというストーリー。義父に雇われた乗務員たちの監視下で、日本人のナオミが孤立しながらも息子との心の絆を取り戻していく姿を描いている。ナオミを演じた菊地凛子は初めての母親役に挑戦しており、イタリア映画ながらも言語はすべて英語(一部日本語)。共演は『ドラゴン・タトゥーの女』(11)や『星の旅人たち』(12)のヨリック・バン・バーヘニンゲン、『殺しのナンバー』(13)やBBCドラマ「ロビン・フッド」のルーシー・グリフィスらだ。
今年のローマ国際映画祭は、三池崇史監督にマーベリック賞を贈ることを発表したばかりで、同監督の『神さまの言うとおり』(11月15日公開)もガラ部門に出品されている。【UK在住/ブレイディみかこ】
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