中年女性セレブの「異様な顔になった」症候群とは?

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中年女性セレブの「異様な顔になった」症候群とは?

レニー・ゼルウィガーの変わり果てた顔が大きな話題を呼んでいることを受け、英紙デイリー・メイルは近年の中年女性セレブが整形で別人のような顔になっている現象を「FGW(“Face Gone Weird”。意味は“異様な顔になった”)症候群」と呼び、FGW症候群は摂食障害や拒食症のように精神的な問題として扱われるべきだと書いている。

同紙によれば、FGW症候群が疑われるセレブには、腫れ上がった顔が最近ニュースになったマドンナや、顔をいじるのをやめられないメラニー・グリフィス、少しずつ顔が変わってきたカイリー・ミノーグ、ボトックスの代名詞にもなっているニコール・キッドマンらがあげられた。彼女たちはシワを除去したり、唇をふっくらさせたり、レーザー治療で肌をスムーズにしたりして、それぞれのパーツを見ると若々しく美しいのだが、全体のナチュラルなバランスが崩れ、奇妙な顔つきになってしまっているという。中年の女性セレブたちは、ボトックスやコラーゲン注入などのプチ整形を何度も繰り返すことによって、そもそも彼女たちをスターにした個性的な顔の特徴を失ってしまっている。

FGW症候群は、単なるアンチエイジングへの欲求だけが原因ではなく、スターたちが抱えているプレッシャーや自己嫌悪などの感情が複雑に絡みあったものだと同紙は指摘している。

同紙サイトのコメント欄には、「レニーのことで整形が議論されるようになったのは、彼女の容姿を愛する人が多かったからだと思う」「マドンナはそろそろいじるのをやめた方がいい」「自分の顔なんだから、彼女たちの好きにさせたらいい。ファンががっかりするのは昔の彼女たちが好きだったから」「『整形で若返りはしない。ただ整形したように見えるだけ』とスーザン・サランドンが言ったことがあったな」などの読者からの意見が寄せられている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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