大物俳優になる予感大!スピルバーグが太鼓判を押す新星俳優とは?
『ショコラ』(00)などで知られる名匠ラッセ・ハルストレム監督作で、道を隔てて営業する2つの飲食店の攻防、料理をめぐる人々のやりとりを描くヒューマンドラマ『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(11月1日公開)。目にも美味しそうな料理の数々が登場する“食欲の秋”にうってつけの1本なのだが、プロデューサーを務めるスティーヴン・スピルバーグ監督が発掘したという2人のキャストに注目したい。
スピルバーグと言えば、これまでシャイア・ラブーフら若き新星を大作に抜擢してきたことでも有名。本作においても、そのキャスティングの妙が遺憾なく発揮されている。まず1人目は、インド料理店の息子を演じているマニッシュ・ダヤル。母親譲りの“絶対味覚”を持つ純情青年という役どころで、ダヤルのオーディションの映像を見たスピルバーグが大いに気に入り、「美しく冷静で、安定した存在感がある」と太鼓判を押したとか。
一方、フランス料理店の副料理長を演じているのが、『イヴ・サンローラン』(14)でサンローランのミューズを演じ、鮮烈な印象を残したシャルロット・ルボン。カナダ出身で、バラエティ番組のお天気お姉さんを務めたことがあり、その映像をスピルバーグが見て、「あんなにも綺麗なうえに可笑しいなんて、スフレのように美味しい」と、賛辞の言葉を送ったとか。そんな“スピルバーグ推し”の2人が劇中で、仇同士ながら心引かれ合う、「ロミオとジュリエット」さながら(?)の恋模様を展開。作品を盛り上げるラブストーリーの行方も見ものだ。
ともに次回作も控え、今後が期待される2人。“スピルバーグが発掘した”と言われる日もそう遠くないかもしれないので、まずは今作で彼らのフレッシュな魅力をチェックしてみては?【トライワークス】
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