武井咲、関ジャニ∞・大倉忠義との初めての夜!大胆ラブシーンの感想は?

インタビュー

武井咲、関ジャニ∞・大倉忠義との初めての夜!大胆ラブシーンの感想は?

大ヒット少女コミックを映画化した『クローバー』(11月1日公開)で、武井咲がドS男子に振り回される主人公・沙耶を体現。困った彼氏に戸惑いながらも、恋のトキメキをパワーに変えていく沙耶は共感度抜群だ。また武井が「大人も楽しめる恋愛映画」というように、彼氏役の大倉忠義との“大人っぽい”ラブシーンにも挑戦。ドキドキの詰まったラブストーリーが完成した。

原作は累計発行部数920万部を誇る稚野鳥子の同名少女コミック。恋愛オンチの新人OL・沙耶とドS上司・柘植が、オフィスで繰り広げる恋模様をコミカルに描く物語だ。武井は「背伸びをしないといけない恋は憧れでもあり、共感できるもの」と原作の魅力を語る。オフィスラブにも憧れがあるようで「私は多分、経験できないものなので。オフィスラブは面白そうだなと思います。バレちゃいけない、コソコソする感じというのは、どの世代であれ、ときめくものなんじゃないかな」と笑顔を弾けさせる。

恋のお相手・柘植役を演じるのが、関ジャニ∞の大倉だ。沙耶が柘植に惹かれた理由をどのように解釈したのだろう?「やっぱり、ドSだけど優しさもあるところがポイントが高いんだと思う。柘植さんは、何を思っているかわからないからこそ、追いかけたくなるような人。会社の中ではいつもツンツンしていて、『付き合おう』というちゃんとした言葉も言ってくれない。沙耶は、柘植さんのリズムに狂わされてしまうんです。でも逆に、そういう人が自分の弱いところを見せたりしてくれると、倍以上に嬉しい出来事になるんですよね」と柘植の魅力は、“ギャップ萌え”にある様子。

大倉とは、テレビドラマ「お天気お姉さん」以来の共演となったが、「柘植さんのスタイルで現場に来た時は、『うわ、柘植さんがいる!』と本当に思えた。ピッタリと似合っていましたね。でも大倉さん自身は、柘植さんとは真逆な方」とその印象を語る。「ニュートラルな方で、素直でトゲがないというのは、初めて共演させていただいた時にも思ったことですし、今回久々にお会いしても、それは全然変わっていなくて。癒し系だと思います。すごく面白くて明るい方で、みんなを良い気分にさせてくれる。いつも、周りに気を遣わせないようなオーラでいてくれるんです」。

古澤健監督をはじめ、武井が主演した『今日、恋をはじめます』(12)のスタッフが再結集した本作。『今日、恋をはじめます』出演当時、武井は18歳。現在20歳になったが、現場のスタッフからは「大人っぽくなったね」と言われたとか。「『今日恋』が公開された後、『今度は、もう少し大人っぽい恋愛映画をやりたい』とみんなで言っていたので、今回、それが実現して嬉しかったです。18歳から20歳になった今とでは、自分自身、変わっている部分がたくさんあるので、そういう部分を見せなければという意識はありました」。

その言葉が大きくうなずけるのが、沙耶と柘植が初めて結ばれるという、大人っぽいラブシーンだ。服を脱がされながらのキスなど、ドキドキするほどに大人っぽい表情を見せているが、武井は「『クローバー』にとっては大事なシーン」と強い眼差しを見せる。「撮影方法などでごまかしても、最近バレてしまいますよね(笑)。監督もそういうことを気にしていたので、きちんとやりたいと思って。恋愛をしていたら、きっと当たり前のことだと思うので、普通のシーンとして捉えて演じました」。

武井の最大の魅力は、この清々しいほどの真っ直ぐさだろう。2014年は『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』の公開や、テレビドラマでも主演として活躍。女優魂にも磨きをかけているが、「欲が出てきた。いろいろな役を演じてみたい」と仕事への意欲を燃やす。沙耶は自分になかなか自信が持てない女性だが、武井は作品を重ねるごとに自信を身に付けているようにも感じる。

そう話を向けてみると「自信を付けるって難しいことですよね」と苦笑い。「でも、失敗をした方が自信が付いてきますね。うまくいき過ぎたり、完璧にやろうと思っているとどんどん自信をなくす気がして。いろいろぶつかっていく方が自信に繋がると思います。誰かが見てくれていたり、なんらかの感想をもらえたりすることも、すごく自信になります」。体当たりで前に進む彼女が、本作の主人公・沙耶が大人の階段を上っていく姿と重なる。是非、映画『クローバー』で武井咲が魅せる“大人の恋”に胸キュンしてみてはいかがだろう。【取材・文/成田おり枝】

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