柳楽優弥、「眉毛、剃りな。つながっちゃダメ」とダメ出し体験談を告白
柳楽優弥主演映画『最後の命』(11月8日公開)の完成披露試写会が、10月31日にスペース FS 汐留で開催。柳楽、矢野聖人、比留川游、松本准平監督が登壇。柳楽は「3人が長い真っ暗なトンネルの出口を探しながら必死に生きていて、光がだんだん見えてきた姿を、温かく見守っていただけたらと」と、力強く訴えかけた。
心の闇を描く本作だけに、現場では集中していて「暗かったです」という4人。でも、柳楽が「香里(比留川游)とは、恋愛のような展開があったので、空気感が違った」と楽しそうにコメント。2人のキスシーンもあったそうで、本作で映画デビューをした比留川は「緊張しました」と笑顔を見せる。矢野は「羨ましかったです」とつぶやき、会場は爆笑。
本作にちなみ、子供時代の強烈な思い出を4人が告白することに。松本監督から「宇宙人が部屋にいた」、比留川から「幼稚園の土管を除くと、赤鬼がいた」と、奇想天外な体験談が上がったが、矢野は「転校した学校で、人見知りだったので、自由帳に朝顔ばかり書いていた」という微妙なネタを披露し、会場は微妙な空気に。その後、柳楽は「中学生の時、女の子から『眉毛剃りな。つながっちゃダメだよ』と、女の子から言われてショックでした」と言って、笑いを取った。
原作は、芥川賞作家・中村文則の同名小説。ある殺人事件をきっかけに、幼少期に遭遇した凄惨な事件のトラウマを抱える二人の男が再会を果たし、衝撃的な事実が明らかになっていく。また、本作はNYチェルシー映画祭で邦画として初めて最優秀脚本賞を受賞した。【取材・文/山崎伸子】
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