映画関係者が選ぶ外国映画男優・女優ベスト10は?

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映画関係者が選ぶ外国映画男優・女優ベスト10は?

1919年に創刊され、今年で95周年を迎えた老舗映画雑誌「キネマ旬報」。同誌では95周年を記念し、10月31日(金)に「オールタイム・ベスト映画遺産 外国映画男優・女優100」を刊行した。

同書は2009年に刊行し好評を博した「オールタイム・ベスト映画遺産200日本映画篇」「同・外国映画篇」に続くシリーズとして、映画人・評論家・文化人など187名にアンケート。120年に及ぶ映画の歴史の中からベストと思われる外国映画の男優と女優をそれぞれ選び、そのランキングを発表するというもので、その結果ベスト10は以下のとおりとなった。

【外国映画男優】

1位:クリント・イーストウッド(前回順位・↑11位)※注 / 2位:スティーヴ・マックィーン(↑7位) / 3位:アル・パチーノ(↑40位) / 4位:ロバート・デ・ニーロ(↑11位) / 5位:ポール・ニューマン(↑9位) / 6位:ショーン・コネリー(↑9位) / 6位:フレッド・アステア(↑17位) / 8位:ジャッキー・チェン(↑17位) / 9位:アラン・ドロン(↓4位) / 9位:ケイリー・グラント(↑40位) / 9位:ジェームス・スチュアート (↑17位) / 9位:ジャン・ギャバン(↓4位) / 9位:トニー・レオン(↑40位)

【外国映画女優】

1位:オードリー・ヘプバーン(前回順位・→1位) / 2位:ジーナ・ローランズ(↑15位) / 3位:ジャンヌ・モロー(↑7位) / 4位:キャサリン・ヘプバーン(↑15位) / 4位:ケイト・ブランシェット(初) / 6位:マリリン・モンロー(↓2位) / 7位:カトリーヌ・ドヌーヴ(↑15位) / 7位:ジョディ・フォスター(→7位) / 9位:イザベル・アジャーニ(↑15位) / 10位:アヌーク・エーメ(↑15位) / 10位:マレーネ・ディートリッヒ(↓5位)

※注:人名の後ろの( )内は、14年前の2000年に行った際のランキング結果。男優の6位は同点で2名、9位は同点で5名、女優の4位、7位、10位はそれぞれ同点で2名。

外国映画男優・女優ベストを選出する企画は、同誌としても14年ぶり。オールドファンにとっては懐かしい銀幕のスターたちの姿や名前をいま一度思い出すことができ、新しい世代の映画ファンにとっては自分たちが知る今が旬のスターたちの人気を確認したり往年の名男優・女優たちの存在をあらためて知るきっかけになる一冊だ。

また、95周年記念出版としては他に「表紙でふりかえるキネマ旬報」(発売中)、「オールタイム・ベスト映画遺産 日本映画男優・女優100」(12月16日発売予定)なども。老若男女問わず、映画ファンならこちらも押さえておきたい。【Movie Walker】

「オールタイム・ベスト映画遺産 外国映画男優・女優100」
発行:キネマ旬報社
判型:B5版
価格:1944円
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