新垣結衣がいま会いたい人は…?
加納朋子の同名小説を、『神様のカルテ』シリーズの深川栄洋監督が映画化した『トワイライト ささらさや』の初日舞台挨拶が、11月8日に新宿バルト9で開催。新垣結衣、大泉洋、中村蒼、福島リラ、子役の寺田心、藤田弓子、小松政夫、石橋凌、富司純子、深川監督が舞台挨拶に登壇した。本作で母親役に初挑戦した新垣は、サプライズで息子役の赤ちゃんと再会。赤ちゃんは半ベソをかいたが「大きくなっている!」と、新垣は笑顔で喜んだ。
新垣は「もしかして、人見知りが始まりました?」と、母親に気遣いしつつ「人見知りになっているのも成長だなと。いつまでも見守っていきたいです」と、母性たっぷりの表情を見せて抱っこをした。劇中で、亡くなった父親役を演じた大泉も「赤ちゃんが出てきた瞬間、わけもわからないうるっと感が!。ちょっと感動してしまいました。息子がやってきたなと」と感激しきりだった。
『トワイライト ささらさや』では、夫に先立たれ、乳飲み子を抱えるサヤ(新垣結衣)と、いろんな人に憑依して妻と息子を守ろうとする夫・ユウタロウ(大泉洋)の姿が描かれる。そこで「今会いたい人」についての質問が。まずは、新垣が「おじいちゃん、おばあちゃんです。もっと交流したかった」と真面目に答える。続いて、大泉が答えようとした瞬間、寺田心が「クシュン!」とくしゃみをして会場は爆笑。大泉は「作戦だろ?絶妙なタイミングで」と、寺田にブーイングし、再び会場は大爆笑。
続いて大泉は「朝、息子がテレビで『おかあさんといっしょ』を見ていて。だから、三谷たくみお姉さんに会いたいです」と言って、笑いを取る。その後、ほとんどのゲストが亡くなった両親や家族に会いたいと答えたため、バツが悪くなった大泉。「僕も亡くなった父に会いたいです」と言い直した大泉だが、間髪入れずに「ごめんなさい!父、生きてます。やばい。後でマネージャーに怒られる」と白状し、会場は爆笑の渦となった。
最後に新垣は「今日、こうやってみなさんと集まってみて、全員で作り上げた温かさ、柔らかい空気感をまた実感できてうれしかったですし、みなさんにもそれを感じてほしいです」と力強く挨拶して、舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/山崎伸子】