ブラピが乗り込む戦車“フューリー”は実在した!
ブラッド・ピットが類い希なストーリーとキャラクターに惚れ込み、主演と製作総指揮を熱望した戦争アクション大作『フューリー』が11月28日(金)より公開される。すでにブラッド・ピットが来日することは発表されていたが、さらに、新兵・ノーマン役でこれまでのイメージを一新する注目の若手俳優、ローガン・ラーマンも急遽来日することとなった。
本作は、第二次世界大戦末期、たった1台の戦車“フューリー”で300人ものドイツ軍部隊と戦い抜いた5人の兵士を描いた物語だが、その“フューリー”のモデルとなる戦車が実在したことを裏付ける写真があった!
リアリティを追求したいというデヴィッド・エアー監督が、自ら脚本も務め、軍事アドバイザーや戦術アドバイザー、さらに退役軍人らとの綿密な連携と過去の膨大な資料をもとに、細部まで正確に描写された本作。「フューリー(激しい怒り)は、言葉に表現することが難しい感情だ。反戦ということだけではなく、戦争に対峙した兵士たちの胸に込み上げてくる、特別な感情なんだ」と監督は語り、その感情をスクリーンに息づかせることが映画製作の出発点になったようだ。
今回解禁された写真は、車上に歩兵たちを乗せて進む姿をとらえており、本編の中でも描かれている通り、戦車は兵士たちの移動手段となっていたことを物語っている。第二次世界大戦下、米自動車メーカーが全面的に協力し、5万台を越えるシャーマン戦車が生産されたが、“フューリー”と名付けられた戦車はおそらく今回公開されたもの1台だけだろう。
ヨーロッパ戦線でこれらのシャーマン戦車と対峙したのが、当時「最強の怪物」と怖れられたドイツ軍のティーガー戦車だ。本編では映画史上初となる、世界で唯一動くティーガー戦車を使った撮影を実現。戦車だけでなく、衣装や小道具、血糊に至るまで、徹底して本物にこだわった本作を見たパウエル元国務長官や退役軍人たちも、「本当の戦争とはこういうものだ」と口を揃えて絶賛したという。当時、ドイツ侵攻で兵士たちがどのように戦い抜いたのか、1台の“フューリー”と名付けられた戦車とともに、時を越えてよみがえる!【Movie Walker】