15年にわたる連載が終了した「NARUTO」。劇場版でのみ明かされる“空白の時”とは?
11月10日発売の「週刊少年ジャンプ」で15年にわたる連載が終了した「NARUTO -ナルト-」。巻末に掲載された連載陣による「NARUTO」への熱いメッセージや、「ONE PIECE」の尾田栄一郎との粋な誌上コラボが話題を呼んでいるが、2015年春の短期連載決定のニュースや、漫画全700話とアニメ220話を無料配信するアプリがスタートするなど、今、漫画界は「ナルト」で持ちきり!12月6日(土)に公開される劇場版『THE LAST NARUTO THE MOVIE』では、そんな原作にはない“空白の時”が描かれるとあって、期待感は否応なしに高まっている!
劇場版で描かれる舞台は、ナルトと彼のライバル、サスケとの因縁の対決から2年後。月が異常接近したことで人類滅亡の危機に陥り、そこに隠された“ある計画”を阻止しようとナルトたちが立ち上がる。ナルトたちが戦ったチャクラの祖・大筒木カグヤの子孫である大筒木トネリが登場するなど、漫画との繋がりを感じさせるストーリーにワクワクさせられる。
また本作の公式サイトで、原作者の岸本斉史が「今回の映画はぶっちゃけ恋愛です」と語っている通り、物語の主軸はナルトを取り巻く恋。ナルトと言えば、サクラに淡い恋心を抱いていたが、今回はナルトを秘かに想っていたヒナタとの関係に変化が…。原作で描かれていない時代に、この2人に何が起きていたのか、確かめることができそうだ。また漫画の最終話から察するに、サスケとサクラとの関係も描かれそうな予感!
そして、忘れてはいけないのがナルトとサスケの友情。因縁の対決の後、2人の心にどんな変化が起きていたのかも興味深い。予告編では「あいつがいないなら、オレが…」と、サスケがつぶやいている場面も登場。ナルトのために事を成そうとする彼の活躍に期待したい。
岸本氏が「なるべく原作を読み終えてから見に行って頂けるとありがたい」とコメントしているように、原作とのリンクが色濃くなっている本作。特にセンターオールカラーで描かれた最終回を読めば、そのプロセスが気になって仕方がないはず。まだまだ終わらない「ナルト」の物語、その知られざるエピソードを劇場版でしっかり堪能しよう!【トライワークス】