山田孝之、『鴨川ホルモー』でハリウッドデビュー
山田孝之主演、「鹿男あをによし」の人気作家・万城目学の小説の映画化『鴨川ホルモー』の初日舞台挨拶が4月18日に行われた。
登壇したのは、山田孝之、栗山千明、濱田岳、石田卓也、芦名星、斎藤祥太、本木克英監督の7名。舞台挨拶ではヒット祈願ということで、劇中でも登場した京都の銘酒・玉乃光の鏡開きがなされ、その後「本作のアメリカ公開が決定!」という重大ニュースが発表された。
「ええ〜!!」と驚きの奇声をあげる山田。「うーん…。わかるんですかね? この変な感じが…。でも、いいんじゃないですか? うれしいです」
本木克英監督も「予想外のことでびっくりしてます。全米公開ってことなので。山田くんはハリウッドデビューだね!」と笑顔で語った。
『鴨川ホルモー』といえば、3月に開催された第1回沖縄国際映画祭の「ラフ&ピース」コンペティション部門で見事グランプリを受賞している。今度はコメディの聖地のアメリカで、どこまでアメリカ人に響くかが気になるところだ。
山田は最後にこうアピールする。「みなさん、きっと観られたら、大爆笑する映画じゃないってことは分かっていただけるのではないかと。フフッって笑うくらいです。でも、息抜きにはなる映画じゃないかと」
折しも『おくりびと』(09)がアカデミー賞外国語映画賞を受賞した今なら、日本映画に対する受け皿が大きくなっているのではないか。また、京都が舞台の、千年続いた奇祭の話という、メイドインジャパンならではの設定は、意外とウケがいいかも!? 山田のハリウッドデビュー作!?ということでも大いに期待したい。【MovieWalker/山崎伸子】
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