浅田次郎原作、水谷豊主演作『王妃の館』のエンディング曲をボサノヴァ歌手・小野リサが歌う!
「相棒」シリーズの水谷豊主演で映画化される、浅田次郎原作の『王妃の館』(15年GW公開)。本作のエンディング曲をボサノヴァ歌手の第一人者、小野リサが担当することがわかった。
物語は、美しいパリを舞台に個性派揃いのツアー客たちが巻き起こす、ユーモアに富んだシチュエーションコメディ。泊まることが奇跡と呼ばれるホテルシャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(=王妃の館)に、天才小説家・北白川右京(水谷豊)をはじめとする、それぞれに事情を抱えた2組11人のツアー客が集まった。しかし、このツアーは倒産寸前の旅行会社が企画したダブルブッキングツアーだったのだ!
エンディング曲を担当する小野は、「物語の登場人物たちの人生の中にある光と影、起死回生をもくろんで企てたダブルブッキングツアーの光と影、シャトー・ドゥ・ラ・レーヌは今も昔も輝いているはずなのに、そこにもある光と影など、様々な光と影をシリアスにもコミカルにも描き出している作品にとても引き込まれました」と作品を語る。
ここ10年、自らの音楽活動を“音楽の旅”と銘打って、アメリカ、イタリア、フランス、メキシコ、キューバ、アフリカや中近東、アジア諸国、日本などの名曲を録音した作品をリリースしてきた小野。今回選んだ楽曲は、エルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない」のモチーフで有名なフランス語の名曲「PLAISIR D’AMOUR(愛の喜び)」だという。この選曲について、「歌詞の中に『愛の喜び それは一瞬の輝き 愛の苦しみ それは一生の痛み』とあり、すべてを包み込んでくれる愛にも光と影があって、そのような曲で作品を締めくくることができたなら、ご覧になったお客様がいろいろな光と影を前向きに受け入れられるのではないかと思いました」とコメントしている。
また、主演の水谷は「エンディング曲を小野リサさんが歌ってくれる。しかもフランス語で。『王妃の館』チームにとって何と贅沢で素晴らしいことが起きたのでしょう。個人的にも興奮さめやらず幸せ気分に浸っています」と喜びを語った。
水谷が演じる新しい右京、個性豊かな登場人物、美しいパリの街並みや数々の名所、そして小野のエンディング曲。贅沢な大人のエンタテインメント誕生の予感に、公開が待ち遠しい。【Movie Walker】