斎藤工、今年のクリスマスは予定ナシ!?
2013年中国映画興行記録第1位をマークした、チャウ・シンチー監督のメガヒット作『西遊記 はじまりのはじまり』の初日舞台挨拶が、11月21日にTOHOシネマズ日本橋で開催。本作の日本語吹替版の声優を務めた斎藤工と、貫地谷しほりが登壇した。西島秀俊、ダルビッシュ有らの結婚や熱愛報道が続くなか、斎藤は貫地谷から「最後の砦」と言われ、「いやいや」と苦笑いした。
主人公の妖怪ハンター・玄奘(ウェン・ジャン)の声を当てた斎藤は「初期の段階で声入れをさせていただいたので、ソロ感はすごかったです。貫地谷さんや山寺(宏一)さんの声をイマジネーションで楽しみながら、寂しさを埋めていった感じです」とコメント。MCから「寂しがり屋なんですか?」と聞かれると、斎藤は「そう言うと『寂しいクリスマスを迎える33歳』と書かれるので。寂しがり屋じゃないです。いや、寂しがり屋です」と笑いながら訂正した。
貫地谷は斎藤と同じ演劇学校の3か月先輩で、勝手知ったる仲。貫地谷が斎藤を「睡眠学習が非常に得意な方です」と言うと、斎藤は貫地谷について「中学生の頃から風格がありました」と大絶賛。貫地谷は「適当です」と突っ込み、会場は爆笑。貫地谷は「共演が声で良かった。向き合ってやったら笑っちゃってお芝居ができないから」と言うと、斎藤も笑いながらうなずいた。
斎藤と貫地谷は、ともに映画の吹替は初めてで、劇中では歌も披露している。斎藤は貫地谷の歌について「すっごい歌が上手いです。見事です」と称える。貫地谷は「お仕事で歌う経験がなかったので、羞恥心を乗り越えるのが大変でした。斎藤さんは1時間くらいで乗り越えたみたいで」と突っ込むと、斎藤は「いやいや」と否定。貫地谷は続けて「相変わらず良い声だなと思いました。昔、カラオケに行ったことがあるけど、当時から上手でした」と斎藤の声を称えた。
「西遊記」の前日譚を描く『西遊記 はじまりのはじまり』は、三蔵法師、孫悟空、沙悟浄、猪八戒の4人が出会う前のオリジナルストーリー。舞台挨拶の最後には、チャウ・シンチーから、斎藤たち日本語吹替版キャストや、本作のイラストを描いた漫画家の鳥山明、島本和彦、小西紀行、本作を配給した日活と東宝東和への感謝の手紙も代読された。【取材・文/山崎伸子】