NY観光大使になったテイラー・スウィフトに大ブーイング!
テネシー州ナッシュビル出身の歌手テイラー・スウィフトが、ニューヨークの観光局からニューヨークの観光大使に任命されたことで、地元ニューヨーカーから不満が続出している。あまりの厳しい批判に、ニューヨーク出身のビリー・ジョエルがテイラーを擁護する発言をしている。
同キャンペーンは、テイラーが、「Welcome to New York」の曲に合わせて海外からの観光客にNYの魅力をアピールし、ニューヨーカーならではのボキャブラリーなどを紹介するものだが、テイラーは今年の春にトライベッカに高級ペントハウスを購入して住み始めたばかりのニューヨーカー1年生。
「『フランク・シナトラにインスパイアされて、眠らない街で必死の思いでやってきた売れないアーティストでもなければ、地元ブロンクスから地下鉄を乗りつけてマンハッタンに通った経験のある少女でもないテイラーがなぜ?』という声が上がるのは当然だ。地元出身のジェニファー・ロペスやジェイ・Z、レディー・ガガではだめなのか?」
「『テイラーが知っているニューヨークは、彼女が住んでいる周辺の一部にすぎないし、実際に生活してないのだから、食べ物にしてもピザやベーグルといったありきたりのものしか言えないはずだ。また労働者階級も多いニューヨークで、お金持ちのテイラーが行くスーパーやカフェテリアは、本当のニューヨークとも違う。なんで田舎者のカントリー歌手が、全米一の都会であるニューヨークの観光大使なんだ』などといった批判の声が多く挙がっているとCNNニュースなど多数のメディアが報じている。
それを見かねたニューヨーク州サウス・ブロンクス出身のビリー・ジョエルが、「確かにテイラーはニューヨーク出身じゃないけれど、どんどん変わっていく新しいニューヨークの魅力を発見するという意味でもいいんじゃないかな。彼女を受け入れてあげようよ。懐が大きいところがニューヨークの良さなんだから。それに彼女の歌手としての才能は素晴らしいよ」とUSAトゥデイ紙に語っている。
しかし、ビリーは長い間ニューヨーク州のロングアイランドに住んでおり、生粋のニューヨーカーからするとビリーも田舎者の部類になるため、怒りはおさまらないようだ。一方で、テイラーが今まで住んでいたナッシュビルの街でも、「地元を捨てた裏切り者」と非難が殺到しているという。【NY在住/JUNKO】