BUMP OF CHICKEN、初めてのトークイベントに登場!「ライブを思い出すような感覚になれた」
BUMP OF CHICKENが今年行ったツアー“WILLPOLIS 2014”の模様を捉えたドキュメンタリーと、山崎貴監督が手掛けたツアーオープニングアニメーションの2部作で構成された映画『BUMP OF CHICKEN WILLPOLIS 2014 劇場版』(公開中)。本作の公開初日である12月5日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、BUMP OF CHICKENのメンバー(藤原基央、増川弘明、直井由文、升秀夫)と、山崎監督によるスペシャルトークショーが実施された。
テレビの露出も少なく、ライブ以外のこういったイベントには、ほとんど姿を見せないBUMP OF CHICKEN。10月末に開催された東京国際映画祭の『寄生獣』(公開中)で緊張の舞台挨拶を乗り越えたとあって、この日は終始リラックスムード。劇場公開されると決まった時の感想を問われると藤原は、「最初は他人事のようでした。我々の映画?一体誰が見るの…って(笑)。未だに不思議な気分ですが、みなさんに見てもらえたら嬉しいです」と、喜びもひとしおの様子。また、升は「さっき上映が終わった時に拍手が聞こえたり、ライブTシャツを着てくれたお客さんもいて、ライブを思い出すかような感覚になりました」と、実際の反応を受けて率直な思いを語った。
一方、アニメーションを手掛けた山崎監督もライブの劇場公開が決まった時、驚いたという。「スクリーンに耐えられる映像だろうか、って。でも、よく考えてみたら、ライブで使われたスクリーンも大きかったんですよね」と、クリエーターならではの発言も。イベントの最中には、アニメーションで主人公を演じた松坂桃李によるコメント動画も披露され、監督は「松坂くんには、スケジュールを調整して無理くり出てもらいました。ファンである彼にやってもらった方が良いと思って…」と、キャスティングの秘話も明かした。松坂がパフォーマンスキャプチャで主人公を演じている現場に立ち会ったというメンバーだが、直井は「体にフィットとした特殊なスーツを着ていて、モジモジくんになりかねないのに、(松坂は)やっぱりカッコ良かった。僕もいつかやってみたいです!」と、監督に懇願する一幕も。
また、ライブ&アニメーションのみならず、劇場パンフレットも本作の楽しみの1つ。というのも、BUMP OF CHICKENはツアーパンフレットを作っていないため、これは超レアなのだ。増川は「みんなとデザイナーで、手にとって嬉しくなるようなデザインを考えました。BUMPの資料としても良いと思う」と、その出来栄えに満足している様子。劇場にはすでに購入済みのファンもおり、メンバーたちは「嬉しい!」と、満面の笑みをこぼしていた。
「観客のみなさんとツアーを作った証拠のような映画ができました」と藤原が話す通り、本作ではメンバーのみならず、会場に詰めかけたファンたちの様子も映し出されている。BUMP OF CHICKENの“今”を映し出す貴重なフィルムとなっているので、気になっている人はこの2週間限定のチャンスを見逃すべからず!また近日中にアニメーションが作られた経緯やメンバーが本作の感想を語った、同イベントの会場内の雰囲気が伝わる詳細レポートをアップするのでお楽しみに。【取材・文/トライワークス】