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リリー・フランキーが舞台挨拶で「彼は童貞」と爆弾発言

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リリー・フランキーが舞台挨拶で「彼は童貞」と爆弾発言

『アイデン&ティティ』(03)の名コンビ再び! みうらじゅんの自伝的青春小説『色即ゼネレーション』を盟友・田口トモロヲが映画化。

4月20日に完成披露舞台挨拶が行われ、田口トモロヲ監督、みうらじゅん、渡辺大知(だいち)、堀ちえみ、リリー・フランキー、峯田和伸、臼田あさ美らが登壇した。

主人公の純役は、2,000人強のオーディションの中から選ばれた、当時現役高校生だった渡辺大知。見るからに純朴そうで「オーディションで受かったとき、ドッキリだと思ったけど、田口監督と会って、これは本当なんだと思いました」と、ドギマギ口調で挨拶すると、田口監督からは「“珍しい動物”を捕獲できたと思うので、嬉しいです」とコメントされていた。

また、原作者のみうらじゅんも渡辺について「背丈はちょっと高いが、顔は本当に当時の僕に似ている。リリーさんにはオトンに似せて演じてもらったし、堀さんのオカン役についても、うちのオカンはとても喜んでいました」と語った。

オトン役のリリー・フランキーは、渡辺に対して「こういう舞台挨拶に上がる人で、本当に童貞なのは彼ぐらいですよ(笑)」と、いきなり彼が“童貞”だと公然と暴露!? え…、いいんですか? 「あ、言っちゃった」と、みうらじゅんのあいづちに、渡辺本人は赤面する始末。

オカン役の堀ちえみは、なんと『潮騒』(85)以来、23年ぶりの映画出演となったが、渡辺とは“いい親子関係”が築けたという。「自分の息子と同じ年の息子を持つ母親役だったので、演じるというより、自然体でできたと思います。息子役の(渡辺)大地は本当の息子のようですね」

とにかく、登壇者みんなが渡辺をいじりあい、和気あいあいとした雰囲気。でも、この渡辺の素朴&童貞キャラあってこそ、リアルで共感できる映画になったことは間違いない。田口もこう語る。「今までサブキャラでしかなかった人物が主人公なのがこの映画の魅力。自分にとって大きな宝物になりました」

渡辺大知の原石の魅力と、脇を固めた個性派俳優との化学反応が素晴らしい本作。『アイデン&ティティ』のDVDとダブルで楽しんで観ることもおすすめ。【MovieWalker/山崎伸子】

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