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『ビッグ・アイズ』NYプレミアでティム・バートン監督が日本のファンに向けてコメント!

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『ビッグ・アイズ』NYプレミアでティム・バートン監督が日本のファンに向けてコメント!

『チャーリーとチョコレート工場』(05)『アリス・イン・ワンダーランド』(10)などの話題作を贈りだす世界的ヒットメーカー、ティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』(15年1月23日公開)。実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の実話をもとに、60年代のアート界に衝撃を与えた“BIG EYES”シリーズを巡る、ある事件を映画化した作品だ。現地時間12月15日に本作のニューヨークプレミアが現代美術の殿堂MoMAで開催された。

過去、「ティム・バートン展」も開催されたMoMAの入口にはティムの過去作のポスターなどを持参したファンなどが多数詰めかけるなか、監督・キャストほか豪華ゲストが登場した。主演エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ、さらに映画のモデルとなったマーガレット・キーンの登場に各国から集まったマスコミのフラッシュが多数たかれ、会場にバートン監督が登場するとこの日一番の歓声があがった。

幼い頃から“BIG EYES”に影響を受けていたというバートン監督は、「すごく楽しんで作ったよ!ストーリーは僕にとってとても特別なものだったし、自分が共感できるテーマだった。マーガレットと出会って、彼女の人柄を知って、彼女の静かなる強さを感じた。そしてエイミーは、そんな彼女の内面と外面を捉えてくれた。僕は、素晴らしい役者たちと仕事ができ、この作品に息吹を与えられて、すごく幸運だと感じたよ。僕は自分のアートショーでつい最近も日本にいたんだけど、日本が大好きだよ!『ビッグ・アイズ』を楽しんでくれたら嬉しいな」と日本のファンに向けてコメントしている。

映画のモデルとなったマーガレット・キーンは「日本の皆がこの作品を見に行ってくれることを願っているわ。私はハワイのホノルルに28年間住んでいるのだけれど、日本人が沢山いるの。だから、これまでにも日本人の“BIG EYES”を描いてきたのよ。今日ちょうど、1枚仕上げたばかりよ。とても大きな作品を。日本人の赤ん坊をモデルにしたわ」と語っており、日本にもゆかりがあるようだ。

そんなマーガレットを演じた主演のエイミー・アダムスは、「マーガレット本人はとても静かな人なので、いろいろと推測した役作りが必要になるかと思ったんだけど、実際にお会いすることでいろいろな問題が解決できた。彼女へのリスペクトをもちつつ、ちゃんと似ていることを気を付けて演じていたの。皆に楽しんでもらえることを祈っているわ!」と話した。

夫ウォルターを演じたクリストフ・ヴァルツは来日したことがないらしく、誰かが招待してくれるのを待っていると笑いを誘い、ゴールデン・グローブ賞ノミネートについては、「ノミネーションはいつも、(自分だけではなくて)映画全体に与えられたってことだからね。それぞれのカテゴリーで個人を選ぶけれど、役者が最後にできることは、台本に書かれたことと監督が言ったことを演じることだけ。だから(映画に関わった)皆も含まれているということが素晴らしいんだ。この映画を気に入ってもらえて、良い評価を受けるだろうということに自信があるよ」と作品への思いを語った。

ゴールデン・グローブ賞3部門にノミネートされ、早くも今年の賞レースを賑わせる本作。“BIG EYES”シリーズの真相をティム・バートンはどのように描くのか?日本公開が楽しみだ。【Movie Walker】

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