池袋に超大型シネコンが誕生!ガンダム級のスクリーン「次世代IMAX」を導入
シネマコンプレックス・シネマサンシャインを展開する佐々木興業株式会社が、2017年に最新鋭の設備を備えた国内最高峰・首都圏最大級のシネマコンプレックス(名称未定)を池袋東エリアに開業する。12月7日に都内で記者会見が行われ、高野之夫豊島区長、佐々木伸一(佐々木興業株式会社代表取締役社長)、高谷清人(アイマックスジャパン株式会社ジェネラル・マネージャー)が登壇。その概要を明らかにした。
「東池袋1丁目新シネマコンプレックスプロジェクト」と題された本企画。新たに誕生するシネコンは、敷地面積約1837平方メートル、地上15階建ての大型施設。B1〜3階は商業施設となり、4〜15階部分を12スクリーン・約2600席の首都圏最大級のシネコンとして展開する。
大きな目玉となるのが、「IMAX」よりさらに進化した、最新のレーザー技術によって巨大スクリーンで映写できる「次世代IMAX」の導入だ。スクリーンの高さはビル5階分相当の18m、幅は26mと国内最大級。高さ18mというのは、「機動戦士ガンダム」のRX-78-2ガンダムの全高と同じサイズになるという。
佐々木社長は「ガンダム3台がすっぽりとおさまる巨大スクリーンで、全く新しい映画体験を提供する」とコメント。また、体感型プレミアムシアター「4DX」、音響システム「Dolby Atmos」など、2017年の完成時点において最新・最高の映像・音響システムを導入する予定。佐々木社長は「このIMAXシアターと4DXのふたつを併せ持つ映画館は、現時点で本施設が国内初の試み」と胸を張っていた。
サンシャイン通りに開業される新シネコン。高野区長は「池袋は29のスクリーンを持つ街に生まれ変わる。池袋は、大きな可能性を秘めた懐の深い街」とアピール。レッドカーペットイベント等も予定されており、「ハリウッド作品のジャパンプレミアやアニメイベントなど、外国人客の誘致に繋がることも期待している」と力を込めた。既存施設「シネマサンシャイン池袋」が有する6スクリーンと合わせて、18スクリーンを同一企業で運営することになるが、「大きなチャレンジ」と佐々木社長。「劇場インフラが足りていないから、動員がとどまっている。池袋の街のパワーはこんなものではない。インフラが整えば350万人、400万人を目指して動員することができる」と熱く意気込んでいた。【取材・文/成田おり枝】