「2014年最もコスパが悪かった俳優」はアダム・サンドラー
フォーブス誌が毎年発表している恒例の「最もコスパが悪かった俳優」番付で、今年の1位は昨年と同じくアダム・サンドラーで、2位にはジョニー・デップがランクインしている。
この番付は俳優たちの過去3本の出演作の興行収入と彼らに支払われた報酬をもとに、各俳優が出演料1ドルあたりいくらの利益をもたらしたかを計算したもの。2年連続で1位になったアダム・サンドラーは出演料1ドル(約120円)あたり3ドル20セント(約385円)の利益しかもたらさなかった。
ジョニー・デップは、出演料1ドルあたり4ドル10セント(約494円)で、サンドラーに次いで2番目にコスパが悪い俳優になった。フォーブス誌は「『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのようにジョニーの映画が当たる時は世界的大ヒットになる。しかし、『ローン・レンジャー』(13)や『ダークシャドウ』(12)のようにギャラをもらい過ぎた映画もある」と書いている。
3位はベン・スティラーで出演料1ドルあたり4ドル80セント(578円)の利益。サンドラーやスティラーのコスパの悪さは、近年コメディ映画が以前のように大当たりしなくなったことが原因だと同誌記者は分析している。4位にはライアン・レイノルズ、5位にはトム・ハンクスが入っており、それぞれ『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』(13)と『クラウド アトラス』(12)の興行不振が影響しているという。【UK在住/ブレイディみかこ】
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