前田敦子が朝からおねだり!?キワドい台詞&“オンナの表情”で惑わせる!
2014年は、黒沢清監督作『Seventh Code』(13)、関ジャニ∞との共演作『エイトレンジャー2』(14)、三池崇監督作で声優を務めた『神さまの言うとおり』(14)と、立て続けに3本の映画が公開された前田敦子。AKB48卒業後、テレビドラマに映画、舞台にと、女優としてのキャリアを重ねている彼女が、『寄生獣』(14)の染谷将太主演の群像劇『さよなら歌舞伎町』(2015年1月24日公開)で新境地を見せる!
すでに第27回東京国際映画祭、第15回東京フィルメックスで公開されている同作。いち早く鑑賞した人をザワつかせているのが、前田の何ともキワどい台詞、そしてこれまで見たことのないような “オンナの表情”だ。
プロのミュージシャンを目指す女子という役どころで、染谷演じる同棲中のカレとはちょっぴり倦怠期。朝から「ねぇ…しよ。して」と、恥じらいながらも恋人に迫ってみたり、別の男性とラブホテルに行っておいて、恋人に「枕(営業)なんだからいいじゃん」と言い放ってみたり…。「これがあのあっちゃん!?」と、思わずドキリとさせられる。劇中ではほぼ仏頂面なのだが、乱れたベッドのなかで見せる少女と大人の女性とが綯い交ぜになったような表情は、短いシーンながら強い印象を残す。
ミュージシャン志望という役で、歌声のみならず、1か月間練習したというギターの腕前も披露する前田。監督の廣木隆一には「名前を聞いただけで、出演を決めた」というほどの入れ込みようで、抑えた熱演からは彼女の思い入れがうかがえる。そんな前田が1月スタートのWOWOWドラマ「翳りゆく夏」で演じるのは、なんと風俗嬢!チャレンジングな役が続く女優・前田敦子の2015年初めの一歩をお見逃しなく。【トライワークス】
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