NEWS・加藤シゲアキの小説が映画に!主演はHey! Say! JUMP・中島裕翔
NEWSの加藤シゲアキが執筆した処女作「ピンクとグレー」が、主演に中島裕翔(Hey! Say! JUMP)を迎え、行定勲監督により映画化されることがわかった。
『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)『北の零年』(04)など、メジャー大作だけでなく、近年は舞台の演出も手掛け、日本映画界を牽引する行定監督に加え、脚本を担当するのは、2009年「まほろば」で第53回岸田國士戯曲賞を受賞した若手作家、蓬莱竜太。映画化にあたって、2人のアイデアにより原作を大胆にアレンジして再構築。小説では描かれなかったエピソードも加わるという。
主演を務める中島は、「半沢直樹」「水球ヤンキース」などTVドラマで注目を集め、本作が映画初出演にて初主演となる。
また、『そこのみにて光輝く』(13)『海月姫』(14)の菅田将暉、『天然コケッコー』(07)『海街 Diary』(6月13公開)の夏帆、『ランウェイ☆ビート』(10)『銀の匙 Silver Spoon』(13)の岸井ゆきの、『誰も知らない』(04)『最後の命』(14)の柳楽優弥らの出演が決定している。若き実力派俳優たちとの競演と、国内外50もの賞に輝いた『GO』(01)以来のストレートな青春映画に挑む行定勲監督との化学反応が期待される。
映画初出演、初主演の中島は「まったく実感が湧かずどこか他人事のように驚いています。行定監督の作品は好きな作品ばかりで、ご一緒できるのはすごく嬉しいです。 まわりの出演者の方々もお芝居がとてつもなく上手な方ばかりなので、飲み込まれないようにしっかりと自分の力を発揮し、今までにない顔を出せていければと思います」と語る。
菅田将暉は、「面白いぐっちゃぐちゃな脚本、面白い一度参加してみたかった行定組、面白い過去お世話になったスタッフさん方と面白い脇汗だくだくの本読みを経て、今、面白いモノを期待せざるを得ません。心拍数上がりっぱなしです。俳優部として真摯に阿呆な様を貫いて演じ生きたいと思います」と実力派俳優ならではのコメント。
夏帆は、「脚本を読んでから、早く撮影が始まってほしいとずっとうずうずしていました。 いつかご一緒したいと思っていた行定監督の演出を受けられるなんて、胸が高鳴っています。 普段は人様に見せることのない、自分の中に隠しているものを引っぱり出してどれだけさらけ出せるか、年明け早々、最大の挑戦になりそうです」と意気込みを語る。
岸井ゆきのは、「ハッとするような展開。脚本を読んでそう思いました。 『ピンクとグレー』に参加できることを光栄に思います」とコメントし、柳楽優弥は「生々しく説得力ある原作に完全に引き込まれました。 今回、行定監督のもとで『ピンクとグレー』という作品に参加できることはとても幸せです」とそれぞれ行定組参加への喜びを語っている。
そんな行定監督は、「久しぶりの青春映画に熱くなってます。 原作小説を読んで才能の有無に翻弄されることの残酷さと、それを認めながらも抗う主人公が他人事とは思えませんでした。 青春の真っ直ぐな部分と複雑にねじ曲がった部分を見事に織り成した小説家、加藤シゲアキ氏の処女作を演出させていただくことは楽しみであり、責任も感じています。 素晴らしい若手の俳優たちが揃いました」と語り、行定監督久しぶりの青春映画に期待が高まる。
また、主演の中島については、「清潔さと品の良さを感じさせる人です。 まだ未完成な彼の奥底にある新しい顔を期待しつつ、どんな風に彼をいじめ抜けるかが鍵だと思っています。 楽しみです」 と語り、中島の魅力を十分に引き出してくれそうだ。
原作者の加藤シゲアキは、「5年前に小説を書いたときは、映画化されるなんて夢にも思っていませんでした。 行定監督の作品は好きでよく見ていたので、自分の世界観が行定監督の手で表現されるのはとても光栄で、心から楽しみです。 自分を投影した小説を、後輩が演じてくれることはあまりない機会ですが、中島君ならできると信じています。 愛情を持って取り組んでもらって、作品の一部になってくれれば嬉しいです」とコメントしている。
映画界重鎮と演劇界新鋭と旬な若手俳優たちが作り出す新たな『ピンクとグレー』は2016年に公開される。【Movie Walker】