ホアキン・フェニックスの足が臭いと監督が苦情

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ホアキン・フェニックスの足が臭いと監督が苦情

アカデミー賞脚色賞にノミネートされている『Inherent Vice(原題)』のポール・トーマス・アンダーソン監督は、撮影中の出来事で印象に残っていることとして、主演のホアキン・フェニックスの足が臭かったことを挙げている。

「ホアキンは常に全力投球する俳優だ。誰もが知っていることだろう。この映画ではそれほど真剣に打ち込む演技は必要としなかったけどね。6か月、車椅子に乗っていなければいけないような役じゃなかったし。ただ、彼は撮影の間ずっと、靴をはくことを許されなかった。彼の足の臭いはひどかったよ!」と英紙メトロに話している。

同作は同名の小説にもとづいたストーリーで、ホアキンはドラッグを乱用する探偵の役を演じているが、「途中で原作を読むのをやめた」とコメント。「あまり話の内容を知りたくなかったんだ。撮影現場で起きることに混乱させられたかったからね。ポールが現場をかき乱して僕を本気で混乱させた。彼は『僕は知らないよ。君が自分で理解していかないとね』という感じだった」と明かしている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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