サミュエル・L・ジャクソンがフーリガンと衝突!
サミュエル・L・ジャクソンは、ロンドンの地下鉄でサッカー・フーリガンと衝突したことがあるそうで、3発か4発殴った経験があるそうだ。それは80年代に彼がロンドンに滞在していた頃のことで、フーリガンたちにライバルクラブのサポーターだと勘違いされたらしい。
「僕は友人と地下鉄に乗っていた。黒人は僕たち2人だけだったよ。隣には酔っ払い過ぎて気を失いかけた男が座っていた。フーリガンたちが一斉に地下鉄に乗って来た。酔っ払いの男は、彼らがサポートするチームのライバルのマフラーを巻いていたんだろうね。彼らはいきなり男を掴んで尻に蹴りを入れはじめた」
「そして彼らは僕たちの方を見て、『何だ、気に入らないのか。お前らもボコボコにしてやる』と言った。僕と友人が『おいおい、僕らはニューヨークから来てるんだよ』と言うと、彼らは『君たちはアメリカ人なのか。すまない、悪かった』と言っていた」
「すべてはサッカーに関することだからね、僕と友人はサポートしているチームなんてないし。でも、僕たちは3、4発、彼らを殴ったけどね」とショートリスト誌のインタビューで語っている。
しかし、彼が一番びっくりしたのは、フーリガンたちが彼らに謝ったことだったそうで、「イギリス人ってのはちゃんとしているんだよね。きちんと謝るから、マナーがある。イギリス人は『ソーリー』という言葉を世界のどんな国の民族より口にしていると思うよ」と話している。【UK在住/ブレイディみかこ】
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