アカデミー賞助演男優賞はJ・K・シモンズ!
現地時間2月22日(日本時間23日)に開催中の第87回アカデミー賞授賞式。助演男優賞の栄誉に輝いたのは、『セッション』(4月17日公開)のJ・K・シモンズ。ジャズドラマー志望の生徒をしごくすさまじい鬼教師役で、初のオスカー像を手にした。
日本では、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』3部作で、主人公ピーター・パーカーが務める新聞社の編集長J・ジョナ・ジェイムソン役で知られるシモンズ。『セッション』の鬼教師フレッチャー役ではドSぶりが全開!時にはねちっこく、時には鬼の形相を見せ、主人公ニーマンを、これでもかというほど追い詰めていく。
J・K・シモンズは、感無量の表情でスピーチ。なかでも妻、ミシェル・シューマッハについて「世界でいちばん素晴らしい妻。愛情をもって僕に接してくれたし、平均以上の素敵な子どもたちを育ててくれたことに感謝しています。子どもたちは、まさに母親から素晴らしい影響を得ています。みなさんも、親が生きているのなら、愛していると伝えてください」と感謝の思いを伝えた。
メガホンをとったのは、本作が長編デビュー作となった新鋭デイミアン・チャゼル監督。物語は、チャゼル監督自身の自伝に近いと聞いてびっくり。約3億円という低予算で作られた『セッション』の健闘ぶりを、この後も見守っていきたい。【Movie Walker】
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