アカデミー賞主演女優賞はジュリアン・ムーアが初受賞

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アカデミー賞主演女優賞はジュリアン・ムーアが初受賞

現地時間2月22日(日本時間23日)に開催された第87回アカデミー賞授賞式。この日の華となる主演女優賞は、『アリスのままで』(6月27日公開)のジュリアン・ムーアに輝いた。

演技派女優のトップでありながら、アカデミー賞では無冠だったジュリアン。自身5度目のノミネートで念願のオスカー像を手にした。

ジュリアン・ムーアは、1960年アメリカ生まれ。『ブギーナイツ』(97)で初めてアカデミー賞助演女優賞候補となり、『エデンより彼方に』(02)、『めぐりあう時間たち』(02)、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(14)で、それぞれベネチア、ベルリン、カンヌの三大国際映画祭の女優賞を受賞。

『アリスのままで』では、50歳で若年性アルツハイマーを患ったアリスが、日々記憶を失くしながらも最後まで懸命に闘おうとする姿をリアルに演じきり、第72回ゴールデングローブ賞をはじめとするオスカー前哨戦の映画賞でも、軒並み主演女優賞を受賞している。

ジュリアンはステージに上がるや、輝くような笑顔を見せて会場も大きな拍手。「オスカーに輝くと5年寿命がのびるとか。アカデミーの皆さん、感謝申し上げます」と語り、会場の笑いを誘った。さらに「一緒に候補になれて、光栄に思っています」と主演女優賞にノミネートされた女優陣に心からの敬意を表した。

数々のスタッフ、キャスト陣の名前を挙げながら、「好きなことができるように教育を受けさせてくれた」と家族に感謝の言葉を贈り、「本作を通して人は一人ではないということを示せた」と熱を込めたジュリアン。その笑顔には貫禄もたっぷり。圧倒的なオーラを放っていた。【Movie Walker】

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