アカデミー賞監督賞は『バードマン』イニャリトゥ監督
現地時間2月22日(日本時間23日)に開催されている第87回アカデミー賞授賞式。監督賞は、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(4月10日公開)のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が受賞した。
本作は、『バットマン』シリーズで主人公を演じたマイケル・キートンが、かつてヒーロー映画で人気を博した俳優に扮し、どん底から再起をかけて悪戦苦闘する物語。
人間ドラマに定評のあるイニャリトゥ監督が、『ゼロ・グラビティ』で撮影を担当したエマニュエル・ルベツキを迎え、ほぼワンカットの映像で見せる。
脚本賞に続き、監督賞も受賞したイニャリトゥ監督。連続でステージに現れると、「これは本当に不思議です」「スローモーションで物事が進行しているよう」と感無量の面持ち。
「今日は本物のマイケル・キートン風の格好をしています」と言い、マイケルと会場と笑わせ、「マイケルさん、ありがとう」と意欲的作品に魂を注いだ主演俳優に感謝の一言。「本当の視覚的表現は仲間の映画作家があってこそできるもの」と力を込めていた。【Movie Walker】
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