転倒のマドンナ、リハーサルで息切れ?吸入器を使用
英国版グラミー賞と称されるブリット・アワード授賞式でのパフォーマンス中、セットから転がり落ちる動画が世界中で大きく報道されたマドンナ。本人はアルマーニのケープをきつく結び過ぎ、それがほどけないうちにダンサーからケープを引っ張られて転んだと説明している。
マドンナは同アワードでは20年ぶりになるパフォーマンスに全身全霊を傾けていたといわれており、綿密なリハーサルを続けてきたが、動きの激しいステージにかなり疲れ気味だったようで、授賞式の前日には吸入器を口にあてている姿を撮影されていた。
英紙エクスプレスが掲載している写真を見ると、マドンナは青ざめた表情で唇をすぼめ、吸入器を口の前で握り締めている。ダンサーやスタッフのためにピザを注文して深夜までリハーサルを行っていたそうで、大所帯のために楽屋も4部屋あったという。
本番では転倒というアクシデントに見舞われてしまったが、転び方があまりに見事だったので、会場の観客の中にはパフォーマンスの一部だと思い込んでいた人々もいたようだ。授賞式の模様は英国ではITVで生中継されていたが、マドンナが転んだ時間帯からツイッターが炎上し、「マドンナ、完璧なプロ。そのまま続行している。素晴らしい」
「あんな落ち方をしてパフォーマンスを続けられるアーティストは多くない。マドンナは勇敢だ。がんばれ」といった励ましの言葉や、エリザベス女王がケープをまとっている写真を投稿して「マドンナへ。転ばないケープの着こなし方はこれです。女王より」などのツイートが見られた。【UK在住/ブレイディみかこ】
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