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メリル・ストリープ、初の魔女役を引き受けた理由は?

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メリル・ストリープ、初の魔女役を引き受けた理由は?

第87回アカデミー賞で3部門にノミネートされたディズニー映画『イントゥ・ザ・ウッズ』(3月14日公開)の来日記者会見が、3月5日にザ・リッツカールトン東京で開催され、来日したメリル・ストリープとリラ・クロフォードが登壇。

これまでアカデミー賞に19回ノミネートされた名女優のメリルは、ずっと第一線で活躍する理由を問われると「私はいろんな役に挑戦させていただいた。役に恵まれていたの。もちろん一生懸命、努力もしたわ。また、チャンスもいただけた。その3つの理由かしら」と答えた。

本作で初めて魔女役を演じたメリル。これまで何度も魔女役のオファーを断ってきた理由について「以前の私は若すぎたし、良い人すぎたの。でも、いまはを年をとって老けたし、いじわるになったからよ」とジョークを飛ばし、会場は大ウケ。

魔女役については「彼女は娘を愛しているから、安全なところへ置いておきたいし、失いたくはないの。私にも娘がいて、幸せになってほしいけど、やっぱりあまり過保護になるのは良くないと思う。でも、その気持ちは非常に共感できたの」と語った。

初来日となったリラは「5才の頃から日本の文化に魅力を感じていたの。日本では浅草寺へ行って素晴らしい体験をしたし、原宿へも行ったけど最高の場所よ。また、初めて食べた本物の日本の寿司は、アメリカのものと比べ物にならないくらいおいしかったわ」と笑顔で感想を述べた。

本作で共演したジョニー・デップについてメリルは「彼は演技者として非常に多才で、どんな歌い方もできるの。本当に感動したし、面白かったわ」と称えた。ジョニーの大ファンだったというリラは、共演できたことに「信じれられない思いだったわ」と感激。

また「ある日、私の頭の上に葉っぱの入ったバケツが落っこちてきたんだけど、他の役者さんと共に、ジョニーさんも(オオカミの)長い爪をしたまま、私の頭の葉っぱを取ってくれたの。『オーマイガッ!』と思ったわ」と大興奮していた。

『イントゥ・ザ・ウッズ』は、『シカゴ』(02)のロブ・マーシャル監督最新作。シンデレラ、ラプンツェル、赤ずきんなど、願いを叶えたはずのおとぎ話の主人公たちが、「めでたし、めでたし」の後に起こる予想外の運命に翻弄されていく。メリル・ストリープやジョニー・デップなど、豪華スターの出演でも話題を呼んでいる。【取材・文/山崎伸子】

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