爆笑・田中、スモールライトで「みんなを小さくしたい」
『映画ドラえもん』シリーズ35周年、新声優陣でのシリーズ10周年を迎えた映画最新作『ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』の初日舞台挨拶が3月7日にTOHOシネマズ日劇2で開催された。
声優の水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、井上麻里奈、能登麻美子、大杉宜弘監督、ゲスト声優の爆笑問題・田中裕二が登壇。田中は「ドラえもんとのび太に挟まれるなんて夢のよう。意外とのび太がでかいのにびびってます」と笑いながら語った。
ドラえもん役の水田は「35周年を迎えることができました。ありがとうございます」と会場の観客に感謝。お祝いのくす玉を割り、「これは35周年ならではの初めてのことなので、いまぐっときてます。みなさんとこの時間をいっしょに味わえたのは最初で最後。本当にうれしいです」と感激しきりだった。
ジャイアン役の木村は「始めた時に14歳だった私も24歳になりました。みんなといっしょに10年間歩んでこれたことを幸せに思っています」と喜ぶと、田中は木村に「10代の頃から仕事でお会いしてますが、いま24歳でしょ。あと60年できるからね」と激励した。
関智一はスネ夫の声で「ゲストのギャラはパパが払うから」とお金持ちキャラを炸裂させ、会場の笑いを誘った。
田中は、ドラえもんのひみつ道具で欲しいのは、スモールライトだと言う。その理由について「みんなを小さくして、優越感にひたりたい。いばりたい。人を見下して話したい」と言うと会場は大爆笑。
最後には「35年前、子どもとして見にきていた人たちが、親として子どもを連れてきていると思う。親子3代、4代で見られるアニメってめったにないから、今後も10年、20年続けてほしいと思います」とエールを贈った。【取材・文/山崎伸子】